Career Center早稲田大学 キャリアセンター

卒業生インタビュー(株式会社JAL航空みらいラボ):幼い頃からの自分の軸を道標に、新しいステージに積極的に挑戦

幼い頃からの自分の軸を道標に、新しいステージに積極的に挑戦

    先輩からのメッセージ(1分動画)

取材にご協力頂いた方:
JAL航空みらいラボ 鐘 日尭(Zhong Riyao)さん
2017年 商学研究科 修了

国際交流を意識し、研究と学外活動、両面から経験を重ねる

 私は2010年に早稲田大学の商学部に入学し、そのまま大学院で修士課程を修了しました。早稲田大学に進学しようと思ったきっかけは、中学1年生の時から第二外国語として日本語を学んでいたこと。フランス語と日本語で悩みましたが、父が大学時代に日本語を学んでいたことも決め手の1つになりました。高校生の時に、指定校制度を通じて中国から早稲田大学の入学試験を受けられる機会があり、日本語の知識を生かしてより広い世界へ挑戦するチャンスだと思い、受験しました
 商学部では、国際金融論をテーマに金融やマクロ経済学などを学んでいました。元々は理系の進路を目指していましたが、2008年にリーマンショックが起きた際、金融や経済が世界に与える影響力を目の当たりにし、ぜひこうした分野を研究してみたいと思ったのです。大学院時代では「EU」を修論にテーマに設定し、交換留学を通じてフランスやドイツ、国連欧州本部を訪れる機会もいただきました。当時はイギリスがEUから離脱するという重要な変化があった時期で、その空気感を現地で感じ取れたのは、とても大きな経験になったと感じています。
研究以外では、元々興味があった国際交流につながる学外活動にも力を入れていました。中国語を学びたい日本人向けのサポートを行なったり、中国語検定で試験官をしたりしていましたね。民間の活動の中で中国語と日本語の通訳をしていたこともあり、こうした異文化の間に立って両者を繋げていく経験は、就職活動や現在の仕事の中でも、その基礎として生きているように感じます。

(CAP)ヨーロッパへ交換留学中の鍾さん

就職活動は「自分の軸」を定める大事な機会

就職活動を進める上で苦労したのが、留学期間とのスケジュールの重なりでした。日本の就職活動が行われるのは、主に秋頃から翌年の夏頃まで。私は2016年1月にフランスへ出発し、同年5月に戻ってきたのですが、同級生たちはすでにインターンシップや選考がかなり進んでおり、内定者も出ていました。研究をさらに深めるため、日本以外の国に留学を目指す学生の方も多いと思いますが、あらかじめどういうスケジュールで進めると研究と両立しやすいか、計画を立てておくことが大事だと感じましたね。就職活動全体の動きはキャリアセンターのホームページを見て確認したり、興味のある企業をリスト化して選考の日程をまとめたりしていました。
 もう一つ、私にとって大きな課題だったのが、就職活動の方向性を決めるということです。中国では、大学時代の専攻や研究内容がそのまま将来のキャリアにつながることが一般的ですが、日本ではそれらにとらわれず、より選択肢が広く設定されているように感じます。これには、好きな業界へ挑戦できるというメリットがある一方で、選択肢が多すぎて何を選べばいいかわからず、悩んでしまうというデメリットもありました。こうした中で、自分の納得できる方向でキャリアを形成していくためには、「軸」が必要です。そのためには、さまざまな企業が掲げる企業理念や企業文化、制度などを見ながら、少しずつ「軸」をつくっていくことが大切だと考えています。いきなり「自分はどう生きたいか」「何が本当に大切なのか」を考えても、答えはなかなか出てきません。まずは大きく構えず、就職活動を自分のキャリアや価値観を見つめ直すチャンスだと考えて、手探りでも少しずつ進めていくことがその後の人生にとっても大切だと感じています
 実際の選考の場面では、それまでの課外活動で培った言語力が生きました。就職活動では、日本の発音はもちろんですが、社会人としての話し方も重要だと思います。学生時代から、学外の方と会話をしたり、通訳をしたりして、オフィシャルな場での経験が、面接やグループワークのときに大きな力になりました。ゼミの先生にも協力をしてもらい、アドバイスをいただくこともありましたね

 

航空業界の「今」と「未来」を見通すポジションへ

 私は現在、JAL航空みらいラボに所属しています。子どもの頃から親の仕事の関係で飛行機に乗る機会が多く、空の仕事に憧れを持っていたのが、航空業界を志願した理由です。外国人として日本を代表する企業を目指すことにプレッシャーも感じましたが、幼い頃からの夢がその原動力となりました。また、大学院で専攻していた金融の領域から離れることに不安もありましたが、ゼミの先生からいただいた「若いうちは自分のやりたいことに挑戦して、違うと思ったら変えればいい。チャレンジしてみなさい」というアドバイスにとても励まされました
 日本航空株式会社に就職後、国家資格を取得し、ディスパッチャー(運航管理者)として、飛行計画の作成、飛行監視など地上から空の安全を守る業務を担当していました。昨年から、現在所属しているJAL航空みらいラボに移籍し、航空業界の世界動向の調査や、データ分析などを行っています。具体的には、海外カンファレンスに参加し、そこで世界の各エアラインの最新動向や、国際組織の政策変化について調査をしています。また、データ分析の領域では、コロナ禍後の航空需要の変化を反映した、新しい航空需要モデルを構築しました。このように、世界の変化を先読みして、今の時代において航空会社がどう成長すべきか、客観的なデータと分析をもとに将来を描くのが、私の現在の仕事です  

 

後輩へのメッセージ 〜培ってきたものは無駄にならない!自分らしい軸で挑戦を〜

 今の仕事をしながら感じるのは、学生時代の経験とのつながりです。これまで学んだマクロ経済や統計の知識は、研究調査の中でまさにそのまま生かされています。こうした知識は、社会に出たら使う機会はないと思うかもしれませんが、1つのものを見つめてじっくり考える研究力や、論理的な思考力は、ふとしたタイミングで蘇り、あなたの助けになってくれます。就職活動ではそれまで学んできたことが発揮できず、落ち込むことがあるかもしれませんが、自分が今持っている力を大切にしていってください。そして、専攻にとらわれず、自分のやりたいことをしっかりと見極め、チャレンジしていってほしいと思います。

 

【開室時間】
 平日10:00~16:00
【連絡先】
 Tel : 03-3203-4332  
 e-mail : career#list.waseda.jp
 ※#を@に変えて送信ください。
Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/inst/career/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる