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卒業生インタビュー「ソニーグループ社員に聞く!」~多様なキャリアと働き方とは~ 〈ソニーグループ株式会社〉(SCVインタビュー企画)

ソニーグループ社員に聞く!多様なキャリアと働き方とは
〈ソニーグループ株式会社〉(SCVインタビュー企画)

 

就職活動を進める中で、自分らしいキャリア形成を重視する早大生は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、多様なキャリアパスを描ける企業として学生からも高い人気を誇る「ソニーグループ株式会社」を取材しました。1966年に「社内募集制度」を開始して以降、「キャリアプラス制度」「公募留学制度」「社内フリーエージェント制度」といった、社員の主体的なキャリア構築を支援する様々な仕組みを導入している、先駆的な企業でもあります。
今回は、ソニーグループの人事部門で活躍されている本学卒業生の北田未来さん(2022年 本学教育学部卒)にインタビュー。ソニーグループ本社にて、同社の「自分のキャリアは自分で築く」という独自の企業文化などをはじめとして、様々なお話を伺いました。

■本日はよろしくお願いします。まずは入社から現在までのご経歴を教えてください。

北田未来さん(2022年本学教育学部卒)

2022年に早稲田大学を卒業して、新卒でソニーグループに入社しました。ソニーグループは「コース別採用」を行っており、私は人事を志望して入社しました。
採用領域に携わりたいという希望が通り、最初の2年間は新卒採用を担当し、面接やインターンシップの企画、大学での会社紹介などを行っていました。その後、現在は人材開発・組織開発という、研修を提供したり、ソニーの組織文化=“ソニーらしさ”をどう継承・醸成していくかを考えたりする業務に携わっています。さらに今年からは労政担当の部署に移り、就業規則の整備や両立支援施策の企画・運用など、会社のボトムとなる仕組み作りにも取り組んでいます。
ソニーにはエンタテインメント・テクノロジー&サービス、音楽、映画、半導体など多様な事業がありますが、それら全てに影響を与える人事制度や研修を設計するのが今の私の仕事です。グローバルな視点と、非常に広いスコープが求められる環境だと感じています。

■ ソニーを選んだ決め手は何ですか?

就活時代はコンサル業界も検討していましたが、最終的にソニーを選んだ決め手は「自分が携わっているものが目に見えるかどうか」です。コンサルは動かすお金も影響力も大きいですが、当時の私にはその仕事が何につながるかイメージがついていませんでした。一方でソニーは、街に出ればモニターがあり、電車に乗れば誰かがヘッドホンを使っている。人事は間接部門と呼ばれる職種ではありますが、自分の仕事が何に繋がっているか、ちゃんと見える仕事がいいと思いました。
あとは、OB・OG訪問や面接を通じて感じられた「社風・社員の魅力」も大きかったですね。

■ 就活時代の軸は何でしたか?

一つ目は、配属ガチャがなく職種を選べるというところです。二つ目は、自分が好きな事業内容かどうかというところです。三つ目は、先ほども申し上げましたが、社風や社員の魅力です。
二つ目の事業内容に関しては、私は必要最低限のものに携わるより、プラスアルファのエンタテインメントのような、無駄や余暇を楽しむ仕事に携わりたいと思っていました。出版社や映画会社なども検討していたのですが、自分にとって一番身近で愛着が湧きそうだったのがソニーでした。多様なキャリアを形成できるという点も魅力に感じました。

■なぜ「必要最低限」より「プラスアルファ」に携わりたいと考えたのですか?

ソニーシティ(本社)のラーニングスペース“PORT”にて

まず一つは、コロナウイルスの影響が大きかったと思っています。私は大学3年次をまるまるオンラインで過ごしました。そこで、体は元気だけど外出したり友達に会ったりできない、という状況になったとき、命があるだけでは生きているとは言えないんだということを感じました。
もう一つは、大学時代に専攻していた生涯教育の授業で、「人生100年時代、健康なだけでは長く楽しく生きられない」ということを学んでいたからです。
体験としても座学としても、プラスアルファをどう大切にするかに人生がかかっている、ということを学んでいたことが大きな要因だったと思います。

■なぜ人事という職種を選んだのですか?

学生時代の私は、営業は自分が売りたくないものであっても、数字のために売らないといけない場面がある、というイメージを持っていました。一方で人事は対象が「人」や「組織」なので、人が好きな私に合っていて、何があってもやる気を持って楽しく働けると思いました。

■ サークルは何をされていましたか?

出版団体の「ENJI」(*)に所属していました。フリーペーパーを発行する団体で、私は「渉外担当」をしていました。アディダスさんやアシックスさんのような企業と交渉し、広告の掲載費をいただく役割です。

*ENJI:出版団体ENJIは「ファッションデワセダヲカエル」をコンセプトに発足した学生団体。年に3回フリーマガジンを発行。モデルを探し出しコーディネートを組み衣装を着せ、カメラで撮影し、編集ソフトを使用して誌面のレイアウトやデザインを考える、この全てを自分たちの手で行う。また、活動資金は渉外活動を行い、企業や飲食店の協賛で賄っている。

■ サークルでの経験は、現在の人事のお仕事にどう活きていますか?

採用担当として会社紹介をしている様子

サークル以外でも全ての経験が仕事に活きていると思っています。人事という仕事自体が人と何かを調整する仕事なので、対人関係は全て活きているかと。
その中でもサークルに絞って言えば、企業側と学生側の希望を調整する力が養われたと考えています。企業がお金を出せる限度額と、学生が必要な費用とで、異なる利害をどう一致させるかが重要でした。これは人事も同じことで、会社と社員、どちらか一方に偏るのではなく、双方の利害を調整し、着地点を見出すことが日々の業務としてあります。

■ ソニーで「多様な個を尊重する」社風や制度の恩恵を感じた瞬間はいつですか?

正直、入社してからずっと感じていますね。ソニーは職種別採用なので、基本は一つの職種で専門性を高めていくんですが、一方でやりたいと手を挙げれば、全然違うキャリアにも挑戦できる制度が整っています。
実際、同期で人事から企画職に社内募集制度を使って異動した人もいて、本人は「入社1年目に戻ったみたいで楽しい」って言っていましたね。周りを見ていても、自分のキャリアは自分でつくるという考え方が、制度としても文化としても根付いているなと感じます。

■ 「個として尊重されている」と感じたエピソードはありますか?

一番印象に残っているのは、入社してすぐの頃ですね。右も左も分からない状態で会議に出ていたら、「北田さんはどう思う?」って普通に聞かれたんです。何も分からない新人だからこそフレッシュな視点を持っているよねって。会議でも日常でも「あなたはどう考える?」と聞かれることが本当に多くて、立場や入社年次に関わらず、自分の意見をちゃんと面白がってくれる。その環境が、すごく「個」として見てもらえているなと感じた瞬間でした。

■ ソニーグループで働く魅力は何だと考えていますか?

同期とマチュピチュ旅行

やっぱり「人」ですね。本当にいろんな人がいて、それぞれが自分のやりたいことをちゃんと発信している。社内にはグループ横断の技術交換会STEF(Sony Technology Exchange Fair)を代表とする、文化祭のようなイベントもたくさんあって、部署も年次も関係なくつながれる場があります。仕事が好きで、自分の意思を持って働いている人が多いので、見ていて楽しいし刺激になりますね。

 

■ 活用した研修制度、今後活用したい制度は何かありますか?

印象に残っているのは、「新人テーマ研修」ですね。入社して半年以内に、自分の業務の中から課題を見つけて仮説を立てて、解決策を考えて、最終的には全社員向けに発表する研修です。結果よりも、どう考えてどう組み立てたかというプロセスをすごく大事にしていて、思考力がかなり鍛えられたなと思います。今後使ってみたいのは「キャリアプラス制度」です。異動せずに、今の仕事を続けながら別の業務を兼務できる制度で、新規事業や立ち上げ段階のプロジェクトに関われるのが魅力ですね。

■ 入社前、どんなキャリアを描いていましたか?

社会人になったら、いわゆる出世ルートみたいなものがあって、その中でバリバリ仕事をこなしていくのだろうな、と想像していました。入社前は、もっと日本の大企業っぽいイメージを持っていて、会社の理念として「個」を尊重するとか「多様性」とかありますけど、正直どの会社も言ってるし、実際は違うのだろうなと思ってました。でも実際に入社したら、想像以上に自由な社風があって、そのギャップは良い意味で大きかったですね。

■ 入社後、キャリアの考え方が変わった瞬間はありますか?

一番大きいのは、「やりたい」と言えば本当にやらせてもらえるんだと実感したことです。採用、組織開発、労政と、やりたいと言い続けたら、その都度チャンスをもらえました。これをやったら偉くなるとか正解のルートがあるわけではなくて、その時その時で自分が興味を持ったことに手を挙げていく。逆算してキャリアを考えるより、「今やりたいことを大事にする」考え方に変わりました。

■ 今後描いていきたいキャリア・生き方は何かありますか?

社内のハロウィンイベントにて

キャリアとしては、海外赴任にチャレンジしたいという気持ちはずっとあります。
ソニーはどの職種でも海外に行くチャンスがあるので、機会があればぜひ挑戦したいですね。生き方としては仕事と⼈⽣を分けるのではなくて、仕事も楽しくて私⽣活も楽しい二つが⼀体となった⼈⽣や状態を⽬指したいなと考えています。今もそういう働き方をさせてもらっているので、このまま楽しく暮らしていきたいなと思っています。

■サークルや部活動について、ソニーならではの特徴はありますか?

社内の横のつながりは、人事が用意しているというより社員の自発性で広がっている印象です。アイデアフェスや勉強会、イベント系も、もともとは有志が声を上げて始まったものが多い印象を受けますね。やりたい人がボトムアップで始めて、集まりたい人が集まるという空気が自然にあるのがソニーの社風にも沿っているように感じています。

■ 最後に、早稲田の後輩へのメッセージをお願いします。

企業選びやキャリア選択で、他人からどう見えるかよりも「自分が本当にいいと思えるか」を大事にしてほしいです。周りの評価や肩書きは気になりがちですが、社会人になると、壁にぶつかる場面は必ずあります。その時に支えになるのは、結局「自分がどれだけ納得して選んだか」だと思いますね。
そして、人生は就活で終わらないです。新卒じゃなくても、いつでもチャレンジできる機会はあります。だから、ちゃんと考えつつも、思い詰めすぎず、自分のモチベーションを大切にしてほしいなと思います。

インタビューを通して・・・

インタビューを通して、ソニー独自の自由なキャリア制度や、その根底にある企業風土について、北田さんの生の言葉で深く知ることができました。
何より印象的だったのは、北田さんがソニーという環境を存分に楽しみ、ご自身の仕事に確かな誇りを持って向き合われている姿です。明確な目標を持ちながら、生き生きと歩まれている先輩の姿は、就活生でもある私たちにとって非常に大きな刺激となりました。
また、今回は光栄にもソニーグループ本社で取材をさせていただきましたが、オフィスに流れる自由な空気からも「ソニーらしさ」を肌で感じることができ、大変貴重な機会となりました。
就職後、さらにその先のキャリアを描くことは決して簡単ではありません。しかし、この記事が皆さんの将来をワクワクしながら思い描くきっかけになれば幸いです。

インタビュアー=小池舞奈美(文化構想学部3年)・田川十和子(文学部3年)
文=小池舞奈美(文化構想学部3年)・田川十和子(文学部3年)・梅原凜(文化構想学部3年)
写真=天田実夢(法学部3年)

 

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