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卒業生インタビュー:価値観が尊重される環境で、能力を存分に発揮したい

ガートナージャパン株式会社

ステディング・トゥッサンさん

2018年国際教養学部卒業

 

古くから残る日本文化に憧れ、早稲田に進学

高校時代の留学で、初めて日本を訪れました。建物や食事などさまざまなところに古くからの文化が残っていて、「こんなに彩りが豊かな国があったのか」と新しい世界に感激。また、早稲田大学のオープンキャンパスに行った際には、在学中の学生さんから「早稲田で待ってるね」というお守りサイズのメモをもらいました。それがとても嬉しく、帰国後の進路として日本の大学を調べている際にも印象に残っていたのもあって、早稲田の国際教養学部を受験しました。

国際教養学部では、もとから関心があった心理学や国際関係について学んでいました。また、スポーツが好きだったので、馬術部や日本拳法部、大道塾空道という武術のサークルにも入っていました。心理学とスポーツが中心の学生生活だったと思います。子どもが好きなので、アルバイトとして大学の近くの塾で英語を教えていたこともありました。

就活では日本語に苦戦するも、大手コンサルティングファームへ

スウェーデンでは日本と異なり、ほとんどの人が大学院へ進学します。しかし私は卒業後に大学院へ進むつもりはありませんでした。このまま学部卒としてスウェーデンに帰るよりは、せっかく早稲田にも通ったので日本で働いてみようと思ったんです。

就職活動を始めたのは、3年次の夏から秋頃。明確な志望業種はなかったものの、経営コンサルタントとして働く父の話を聞いていたことや、もともと問題解決や人助けへの意欲が高かったこともあり、コンサルティング業が自分に向いていると考えました。自分の価値観やポテンシャルを生かすにはグローバル企業が適していると思い、グローバルコンサルティングファームに対象を絞ってリサーチ。企業の学生に対するPRと現実はどの程度ギャップがあるのか、雰囲気を掴むために複数企業のインターンシップを受けました。

選考については、外国人採用枠ではなく日本人と同じ枠で受けたので、特にSPIやウェブテストには苦労しました。面接まで行って「ふさわしくない」と思われるならまだしも、テストで落とされるのは悔しかったです。ただ、選考でポイントになってくるのはやはりテストの後。「会社で何をやっていきたいのか」「ゴールは何なのか」という話がいちばん重要だと思います。自分の場合は「関わった企業が抱えている問題を解決したい」と入社後にやりたいことをアピールしました。同時に、ITコンサル企業への対策として、IT知識を身につけることにも努めました。その結果、志望していた大手グローバルコンサルファームに無事内定。しかし、入社前に描いていたイメージと実情が異なり、自分の希望する働き方はできませんでした。3年ほど働いて転職したのが、現在働いているガートナージャパンです。

自分を成長させるのは、裁量を与えてくれる会社だと実感

ガートナージャパンはもともとリサーチ会社で、自社でのリサーチ結果をもとに、顧客が抱えるさまざまな問題の解決に向け提案をしています。私の担当は、ITセキュリティコンサルタントがメイン。顧客の問題点を分析し、解決法を一緒に考え、セキュリティポリシーから設計していきます。

今の仕事では、裁量を与えてもらえることにやりがいを感じます。入社後、語学力だけではなくもっと本質的なスキルセットが信頼され、やりたいことを尊重しバックアップしてもらえる姿勢に感動しました。会社側がスタッフを守り、「働き続けてもらえるためにどうすればいいか」という考えを持っていると実感します。

現在の会社では、英語と日本語を半々くらいで使用しています。そもそも会社のレポートは全て英語で、それを読む顧客も英語を使える方が多いような環境ですが、学生時代に時間を巻き戻せるなら、ビジネスで使う日本語をもっと勉強したいですね。社会に出てから、周囲との日本語能力の差が急に開いたように感じました。大学で通用していた会話や読み書きに使う日本語と、実際のビジネスで使うそれは、全く別物だと思います。

趣味は登山。苦労の末に得る達成感が好きで、仕事への向き合い方にも通じているそう。

自信を持って強みを生かせば、道は開けるはず

難しいことかもしれませんが、学生の皆さんには、自分のスキルに自信を持ってほしいです。私の就活を振り返ると、どうしても日本人と比べてしまい、次々と周りの友人の就職先が決まっていく様子に落ち込んだ時もありました。ただ、日本人と同じ選考枠で戦う中で結果があまり出ないのは当たり前だと思うんです。ですから、まずは自分のスキルに自信を持ち、周りが何を言おうとやりたいことをやるべきです。日本語ができることはもちろん重要ですが、それよりも自分のことを信じ、実現したい方向性や得意とする力にフォーカスすることをおすすめします。

選考について、もちろん本などを読んで対策することは必要ですが、ひたすら書いてある内容を暗記して面接でそれを吐き出すというよりは、ありのままの自分らしさを出してほしいですね。無理して会社に入っても、その先で幸せになれるかは疑問です。面接で自分らしさを出せるよう、リラックスして臨んでください。

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