小さい頃から海外の文化や音楽、映画が好きだったこと、地元の浜松市が多文化共生都市だった影響もあり、高校は国際科を卒業。大学も海外へ開かれた学部を希望していたので、自然と国際教養学部を目指すようになりました。早稲田は自由で、それぞれの個性が輝いているのを感じます。各自が意見を積極的に発言し、それを否定する人もいませんし、もっと意見を聞かせて欲しいという雰囲気があるので、安心して発言、表現ができる場だと思います。特に衝撃を受けたのが、所属するドボルザーク・グレッグ先生のカルチュラルスタディーズのゼミです。それまで葛藤してきたことや、当たり前や普通といった価値観は作られたもので、さまざまな価値観があって良いし、それは認められるべきだという教えは、自分自身を大事にすると同時に、相手の考えも尊重するゼミの雰囲気を象徴していると思います。
卒業論文では、学びの原点であった地元・浜松市の多文化共生について、エスノグラフィー* の視点で研究しています。大学生活や留学を経て、見知ったはずの地元や自分自身を見つめ直す集大成にしたいと思っています。
* エスノグラフィー:集団や社会の行動様式をフィールドワークによって調査・記録する手法およびその記録文書。
平田 唯 Hirata Yui
静岡県立浜松北高校出身
国際教養学部 4年
※掲載情報は2021年度内の取材当時のものです。