法学の道を選んだのは、高校生の時にニュースを見て、内戦で学校へ行けない子どもたちや、飢餓で苦しむ子どもたちの境遇や不平等について疑問を感じ、解決の糸口を調べるうちに国際法という学問を知ったことがきっかけでした。早稲田に進んだのは、全学オープン科目があり、専攻以外の学問も学べるところに惹かれたからです。入学後、ボランティア系の科目を履修したことで、国内においても貧困や不平等に関するさまざまな問題があることに気づき、それらに法学で向き合える社会保障のゼミを選びました。
社会保障は今起きている問題をどうすれば解決できるかをリアルタイムで考えられる分野です。おのずと社会情勢にも関心が向くようになり、さまざまな判例やその解釈についても身近な問題として捉え、自分の生活と関連づけて考える習慣がつきました。ゼミの先輩や同期の鋭い考察から気づかされることも多く、この学問の奥深さを感じるとともに良い刺激をもらっています。学びから得た知識や感じたことを活かし、今後一つでも多くの問題を解決できるようにさらに学びを深めたいです。
柴田 春奈 Shibata Haruna
北海道札幌北高校出身
法学部 3年
※掲載情報は2021年度内の取材当時のものです。