人型ロボットの身体内保存力学的エネルギー活用による高効率運搬・スポーツ動作の実現
スポーツ科学学術院川上泰雄教授が分担研究者である研究課題「人型ロボットの身体内保存力学的エネルギー活用による高効率運搬・スポーツ動作の実現」(研究代表者:早稲田大学理工学術院 高西淳夫教授)が日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(S)として今年から5年間にわたって実施されます。
科学研究費助成事業 基盤研究(S)とは、独創的、先駆的な研究を格段に発展させるために設けられている研究種目で、研究期間は原則として5年間、研究費の申請総額は5,000万円以上2億円以下としています(日本学術振興会HPより)。
川上教授の想定される分担内容はおおよそ以下の通りです。
・人間の身体運動において、弾性や脱力を活用した運動の高効率化のメカニズムの解明
・動作フォームの違いが運動時のエネルギー効率に及ぼす影響の検証
・ロボットで実現される高効率・高出力動作ストラテジーの人間への応用
上記は歩行・走行・跳躍・投球動作・荷物運搬を主なターゲットにしています。
ロボット研究にスポーツ科学がどのようにコラボレーションしていくのか、研究の成果が様々な分野から期待されています。