数物系科学拠点では、国際教育活動の一環として、DAAD-早稲田大学パートナーシッププログラムとの共催で、令和4年(2022年)8月10日(水)~12日(金)に日独の研究者同士の交流促進を目的とした国際ワークショップを、オンライン会議システム Webex を用いて開催しました。昨年は本国際ワークショップをオンライン形式で開催しましたが、新型コロナウィルス感染状況が改善されたことを受けて、対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド形式で開催しました。対面では Heinrich-Heine-Universität Düsseldorf (ドイツ)からも参加いただきました。
本国際ワークショップでは、流体力学の基礎方程式の数学解析に関する研究を行っている国内外の研究者9名をお招きし、最新の研究成果に関する講演を行っていただきました。いずれの講演も大変丁寧でわかりやすく、数物系科学コースの学生が最新の研究動向を把握するのに役立つ講演が多くありました。また、オンラインと対面を組み合わせたハイブリッド形式による開催でしたが、国境や時差の壁を忘れさせるかのような活発な議論が多くありました。質疑応答の時間では多くの方々が活発に議論を行い、数物系科学コースの学生を含め、多くの参加者が世界最先端の知見を深めることができました。
数物系科学拠点は,今後も今回のようなハイブリッド形式の国際ワークショップを通じて国際展開を図るだけでなく、アフターコロナを見据えた、新たな研究・教育活動の方法を見出していき、数物系科学コースの学生がより学びやすい環境を整備していく予定です。