概要
近年産業界でも有限要素法のスーパーセットとして注目を集めているアイソジオメトリック解析ですが、国内では研究が少なく、とりわけ複雑形状に対する計算はあまり多く見られません。アジアの中でも日本のアイソジオメトリック解析の研究やそれを用いた研究は低調な状況にあります。そこで、国内の研究者向けに、アイソジオメトリック解析を普及させるために、具体的方法を詳細に説明する下記講習会を開催いたします。対象としては流体・構造に関わらず有限要素法や境界要素法などの経験のある方としておりますが、新しくそれらの研究を始める学生(学部から博士課程まで)の皆さん、そして、その指導をされている教員・研究者・企業の研究者にとっても習得の近道となる内容をセレクトしています。今年度はこれまでの基礎的な内容に加えて、CADを用いたメッシュ生成、T-splineによる細分化技術ついても紹介します。
日程
2025年6月18日 (水) 〜2025年6月19日 (木)
会場
グリーン・コンピューティング・システム研究開発センター(早稲田大学40号館)
東京都新宿区早稲田町27
講師
・滝沢研二(早稲田大学)
・乙黒雄斗(早稲田大学)
・倉石 孝(豊橋技術科学大学)
・寺原拓哉(早稲田大学)
・谷口靖憲(東京大学)
・三川翔平(早稲田大学)
言語
日本語
対象
研究者、学生
事前登録
事前登録が必要です。参加を希望される方は、こちらから参加登録をお願いします。
参加費用
一般: 5万円(2日)
大学に所属の方: 1万5千円(2日)
お問合せ
メールアドレス: GCSIGA2025 [at] tafsm.org
スケジュール
当講習会でははじめてアイソジオメトリック解析に触れる方を対象にした基礎編、アイソジオメトリック解析に慣れている方を対象にした中上級者編およびそれらの共通項があります。
6月18日(水)
基礎編
9:50 – 10:00 基礎編について概要+挨拶
10:00 – 10:30 B-splineとIGA(基礎編)
10:40 – 12:10 Bézier extraction operatorの作成
共通項
13:00 – 13:15 開講挨拶
13:15 – 14:00 特別講演 Professor Yuri Bazilevs (Brown University)
14:10 – 14:50 B-splineとIGA(中級編)
14:50 – 15:10 コーヒーブレイク
15:10 – 16:20 多次元問題への展開
16:30 – 18:00 IGAにおける高階微分、熱伝導問題演習
18:00 – ディナーミーティング(お弁当出ます)
6月19日(木)
共通項
10:00 – 10:50 Rhinoによるメッシュ生成
11:00 – 11:50 メッシュ生成技術の紹介
11:50 – 13:00 ランチミーティング(お弁当出ます)
中上級者編
13:00 – 13:30 T-splineの基礎
13:40 – 14:40 T-splineのメッシュ生成(その1)
14:40 – 15:00 コーヒーブレイク
15:00 – 16:00 T-splineのメッシュ生成(その2)
16:00 – 自由演習(気が済むまでご質問ください)