• ニュース
  • 【開催報告】COVID-19と学校教育:特別活動を通じたシティズンシップ教育への影響 |「COVID-19」研究会 2026年度第1回研究会

【開催報告】COVID-19と学校教育:特別活動を通じたシティズンシップ教育への影響 |「COVID-19」研究会 2026年度第1回研究会

【開催報告】COVID-19と学校教育:特別活動を通じたシティズンシップ教育への影響 |「COVID-19」研究会 2026年度第1回研究会

0604

THU 2026
Time
18:00~19:30
Posted
Mon, 22 Jun 2026

「COVID-19」研究会 2026年度第1回研究会

COVID-19と学校教育:特別活動を通じたシティズンシップ教育への影響

開催概要

発表者:由井 一成氏

発表タイトル:COVID-19と学校教育:特別活動を通じたシティズンシップ教育への影響

参加者:12名

本研究会では、COVID-19の流行が学校教育、とりわけ特別活動(特活)を通じたシティズンシップ教育に与えた影響を検討した。発表冒頭では、学習指導要領に記載された特活の内容について紹介し、目的の3本柱である「人間関係形成」「社会参画」「自己実現」について説明した。その上でこれらの理念は、社会課題を発見し、主体的に参加・参画する行動的市民(active citizen)を育成するシティズンシップ教育と深く結びついていることを示した。続いて、2020年以降の一斉休校や感染対策により、多くの学校行事が中止・縮小され、子どもたちの協働、合意形成、意思決定の機会が大きく制限された経緯を整理した。その一方で、学校行事の教育的意義や従来の前例主義を見直す契機にもなった点を指摘した。こうした「失われた特活」により、大学生世代には知識偏重、主体的行動の弱さ、課題をジブンゴトとして捉えにくい傾向が現れている可能性を提起した。これに対し、交流(Interaction)、課題発見(Discovery)、分析(Examination)、行動(Action)から成るIDEAスパイラルを示し、特別活動と総合的な学習・探究の時間を連携させながら、問いの生成と主体的参画を支える新たなシティズンシップ教育の方向性を提案した。

主催:総合人文科学研究センター「COVID-19を経験した社会の人文学」部門