• ニュース
  • 写真展 The Homeland 〜故郷へ帰還するシリア難民〜(開催期間:2025年12月16日(火)〜2026年1月13日(火))

写真展 The Homeland 〜故郷へ帰還するシリア難民〜(開催期間:2025年12月16日(火)〜2026年1月13日(火))

写真展 The Homeland 〜故郷へ帰還するシリア難民〜(開催期間:2025年12月16日(火)〜2026年1月13日(火))

1216

TUE 2025

0113

TUE 2026
Place
早稲田大学27号館地下1階 早稲田ギャラリー
Time
10:00–18:00
Posted
2025年10月18日(土)

写真展
The Homeland 〜故郷へ帰還するシリア難民〜

概要
  • 開催期間:2025年12月16日(火曜日)10時00分~2026年1月13日(金)18時00分
    *展示は各日10:00-18:00(最終日の1月13日は10:00-12:00)
    *12月26日(金)~2026年1月6日(火)はギャラリー閉室
  • 場所:早稲田大学27号館地下1階 ワセダギャラリー
    *アクセス:東京メトロ東西線早稲田駅(出口3a、3b)徒歩5分
    *早稲田大学文化施設マップはこちら
趣旨・目的

フォトジャーナリストの小松由佳(人文研・拡大するムスリム社会との共生部門の招聘研究員)が実施した、シリア取材・シリア難民取材に基づく写真展を開催します。2024年12月のアサド政権崩壊から1年の節目を迎えた現在も、シリア情勢はなおも流動的です。
小松氏は、内戦以前から、オアシス都市パルミラを拠点に砂漠で営まれる人々の生活や文化を取材し、2011年の内戦勃発以降もシリア国内そして難民の取材を継続してきました。
シリアの人々に寄り添って撮影された写真には、かけがえのない一瞬一瞬が記録/記憶されています。
シリアの現在を伝え、その未来を考えるための写真展です。
2025年7月には小松氏が『シリアの家族』(集英社より2025年11月近刊)にて第23回開高健ノンフィクション賞を受賞し、11月には受賞作が発刊となります。
会期中には、ゲストスピーカーを交えたギャラリートークも予定していますので、ぜひご参加ください。

 

アサド政権崩壊後、行方不明者の捜索ビラが貼られたマルジェ広場 2024年12月、ダマスカス

ギャラリートークの日程

2025年12月20日(土):14:00–15:30(予定)ギャラリートーク
・ホスト:小松由佳氏
・ゲストスピーカー:フリージャーナリスト・安田純平氏

2026年1月10日(土):14:00–15:30(予定)ギャラリートーク
・ホスト:小松由佳氏
・ゲストスピーカー:ウード演奏家・常味裕司氏


*小松由佳在廊予定:2025年12月16日・17日・20日・21日・24日・25日、2026年1月7日・9日・10日・11日・12日・13日

13年ぶりに故郷パルミラに立つ夫とともに、知人のレストランを訪ねる 2024年12月、パルミラ

政権崩壊に歓喜する市民と、取材に同行した長男サーメル 2024年12月、ダマスカス

登壇者プロフィール
  • 小松由佳(こまつ ゆか):早稲田大学総合人文科学研究センター招聘研究員
    ドキュメンタリー写真家。公益社団法人 日本写真家協会会員。
    東海大学山岳部にて本格的な登山を学び、卒業後の2006年には世界第2の高峰K2(8611m / パキスタン)に日本人女性として初めて登頂。
    その後、モンゴルの草原や中東地域の沙漠を旅し、放牧民や遊牧民の暮らしに強い興味を抱く。
    多様な人間の暮らしを表現することを志し、写真家へと転向。

受賞歴:植村直己冒険賞(2006年)、第11回モンベル・チャレンジ・アワード(2022年)。単著『人間の土地へ』(集英社インターナショナル / 2020年9月)にて第8回山本美香記念国際ジャーナリスト賞(2021年)、単著『シリアの家族』(集英社 / 2025年11月刊行予定)にて第23回開高健ノンフィクション賞(2025年)
*公式ホームページ
https://yukakomatsu.jp/about/

  • 安田純平(やすだ じゅんぺい):フリージャーナリスト
    信濃毎日新聞の記者を経て2003年よりフリーランス。
    主にアフガニスタン、イラク、シリアなどの紛争地を中心に取材。
    著書に『囚われのイラク』(現代人文社)、『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』(集英社)、『シリア拘束 安田純平の40か月』(扶桑社)など。
    *公式ホームページ
    https://jumpei.net
  • 常味裕司(つねみ ゆうじ):ウード演奏家
    スーダンのウード奏者ハムザ・エル=ディン氏に演奏法を学び、89年よりチュニジアへ渡り、アラブ世界を代表するウード奏者、アリ・スリティ氏に師事、本格的にアラブ音楽を学ぶ。2010年にはシリア・アレッポにて、ウード奏者、ムハンマド・カドリ・ダラル氏に集中指導を受ける。11年クゥエート、12年オマーン、カタール、UAE、15年モロッコ、16年、19年スペイン・アンダルシアでの演奏など音楽を通した文化・国際交流も盛んに行っている。
    日本では、アラブ・トルコ古典音楽を中心にソロ活動およびアラブ音楽アンサンブル「ファルハ」を主宰し、様々な演奏家、舞踊家、パフォーマーと共演。07年放送のNHKスペシャル「新シルクロード」第2部の音楽、録音にも携わる。23年春ミュージカル、バンズ・ヴィジット「迷子の警察音楽隊」にウード奏者として出演。洗足学園音楽大学ワールドミュージックコース・ウード講師。
    *公式ホームページ
    https://www.oud.jp/
主催者等

主催:総合人文科学研究センター拡大するムスリム社会との共生部門
早稲田大学高等研究所「人新世と人文学」プロジェクト
共催:総合人文科学研究センターイメージ文化史部門、カーボンニュートラル社会研究教育センター環境人文学の基盤形成―いのちをめぐる時間と空間:代表・山本聡美)
展示担当:山本聡美文学学術院教授/早稲田大学高等研究所「人新世と人文学」プロジェクト代表