「COVID-19」研究会 2025年度第3回研究会
COVID-19を経験した社会の倫理学
日時:2025年10月24日(金) 18 : 00~19 : 30
方法:Zoomを使用したオンライン開催
報告者:御子柴 善之(本学教授)
コロナ禍の日本社会では、一方で、「亡くなる人をできる限り出してはならないという道徳」(磯野真穂)あるいは「救命数最大化の原則」(広瀬巌)が強い拘束力を伴いつつ語られたが、他方、貧困対策に参画している側からは「本当は、『一人も死なせない』という覚悟は、政治にこそ求められる」(雨宮処凛)という声も上がった。こうした状況下で、この社会で何がないがしろにされたのかを考える。それによって、最近の倫理学内部で聞かれる、「平時の倫理」に対して「有事の倫理」を考える必要がある、という主張に対して、限定的にせよ批判的な視点を提示してみたい。
詳細
- 18:00~18:05 挨拶
- 18:05~18:50 御子柴善之先生の話題提供
- 18:50~19:25 研究会参加者による討議
- 19:25~19:30 終わりの挨拶
付記:この研究会は公開で行われますので、どなたにもご参加いただけます。研究部門にご所属でない方は、10月24日(木)までに松永美穂研究室に参加希望をメールでお伝えください。URLをお届けいたします。〔連絡先:松永美穂研究室(mihom[a]waseda.jp)〕
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主催:総合人文科学研究センター「 COVID-19を経験した社会の人文学」部門