
潮出版社 刊行日 2023/6/5 判型 新書判 ページ数 184 ISBNコード 978-4-267-02392-7
横山光輝の『項羽と劉邦』を楽しみながら、秦の始皇帝の中国統一から高祖劉邦の漢帝国までを楽しく案内する。横山光輝「項羽と劉邦」は、司馬遼太郎や長与善郎の同名の「項羽と劉邦」とはまったく違い、江戸時代に刊行された『通俗漢楚軍談」や『史記』『孫子』などをもとに横山光輝の独自の歴史観、人物観によって描かれた作品である。
早稲田大学文学学術院教授
渡邉 義浩(わたなべ よしひろ)
1962年、東京都生まれ。文学博士。早稲田大学常任理事・文学学術院教授。学校法人大隈記念早稲田佐賀学園理事長。専攻は「古典中国」学。著書に『後漢国家の支配と儒教』(雄山閣出版)、『三国政権の構造と「名士」』(汲古書院)、『後漢における「儒教国家」の成立』(汲古書院)、『西晉「儒教国家」と貴族制』(汲古書院)、『「古典中国」における文学と儒教』(汲古書院)、『三国志よりみた邪馬台国』(汲古書院)、『全譯論語集解』(汲古書院)、『全譯三国志』(汲古書院、刊行中)『「三国志」の政治と思想』(講談社選書メチエ)、『儒教と中国-「二千年の正統思想」の起源』(講談社選書メチエ)、『論語 孔子の言葉はいかにつくられたか 』(講談社選書メチエ)、『三国志の女性たち』(山川出版社)、『三国志の舞台』(山川出版社)、『関羽-神になった「三国志」の英雄』(筑摩選書)、『三国志-演義から正史、そして史実へ』(中公新書)、『魏志倭人伝を読む』(中公新書)、『三国志-英雄たちと文学』(人文書院)、『三国志事典』(大修館書店)、『三国志演義事典』(大修館書店)などがある。
(2023年10月作成)