共催研究会
「モンゴル史・チベット史の諸問題:
方法論的対話への模索」
- 主 催:私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
「近代日本の人文学と東アジア文化圏 ―東アジアにおける人文学の危機と再生」 - 共 催:早稲田大学中央ユーラシア歴史文化研究所
- 日 程:2018年07月21日(土)14時00分~18時00分
- 会 場:早稲田大学文学学術院 33号館16階 第10会議室
- 対 象:学生・一般
- 参 加:無料・どなたでも参加できます
概要
日本のモンゴル史・チベット史研究は、多言語におよぶ原典史料や考古遺物の精密な分析を基礎として、数多くの実証的な成果を生み出しており、その水準の高さは、モンゴルや中国(内モンゴル)、さらには欧米の学界でも広く認められている。とはいえ、海外各地の研究と日本の研究との間で、研究の視座や方法論にまで踏み込んだ対話がなされているかというと、分野・テーマによっては必ずしも十分とはいえないのが現状であろう。
本研究会では、内モンゴルからお招きした2人の研究者に、モンゴル帝国時代と清朝時代に関する個別のテーマについて報告をお願いするが、内容中に、当該分野における日本での研究史に対する批判的総括を含めていただく。それに対して、日本の第一線の研究者が、単なる史実の解釈にとどまらず、研究の視点・史料解釈の方法などの問題におよぶコメントを行い。それらを踏まえて、実りある意見交換・討論を進めていきたい。
プログラム
第Ⅰ部(14:00-15:50)
報告①:チョクト(朝克図)(内モンゴル大学モンゴル学学院)
「モンゴル帝国期におけるジャルグとジャルグの審判について」
コメント:赤坂恒明(内モンゴル大学モンゴル学学院/中央ユーラシア歴史文化研究所招聘研究員)
質疑応答・討論
第Ⅱ部(16:10-18:00)
報告②:ボヤンテグス(宝音特古斯)(内モンゴル大学モンゴル学学院)
「パンチェンラマ5世の「圓寂」をめぐる波紋」
コメント:石濱裕美子(早稲田大学教育・総合科学学術院/中央ユーラシア歴史文化研究所員)
質疑応答・討論
問い合わせ
〒162-8644 東京都新宿区戸山1-24-1 早稲田大学文学学術院 柳澤明研究室内
早稲田大学中央ユーラシア歴史文化研究所
メールアドレス:[email protected]
アクセスマップ:https://www.waseda.jp/top/access/toyama-campus