主催:日本古文書学会
共催:早稲田大学総合人文科学研究センター研究部門「トランスナショナル社会と日本文化」
第四十九回 日本古文書学会大会
○2016年9月24日(土)13時より 場所:早稲田大学国際会議場(井深大記念ホール)
共催の挨拶 早稲田大学史学会会長 新川登亀男氏
公開購演:
「中世文書から荘園景観を見る」 早稲田大学文学学術院教授 海老澤衷氏
「古文書学研究の現状と課題」 前日本大学大学院講師 柴辻俊六氏
○2016年9月25日(日)10時より 場所:早稲田大学国際会議場(井深大記念ホール)
研究発表:
午前の部・午前十時より
一、「「雑様手実帳」の再検討 ―様工の請負的性格に関連して―」三野拓也氏
二、「白河集古苑所蔵白河結城家文書「安達氏系図」の記載内容について」鈴木由美氏
三、「軍勢催促状の発給に関する一考察 ―元弘〜建武年間における軍事編成―」永山愛氏
四、「二通の「南禅寺慈聖院領諸庄園重書目録」」白川宗源氏
午後の部・午後二時より
五、「室町〜戦国期における伊勢氏の活動と発給文書」川口成人氏
六、「中世後期日光山の山内支配と周辺勢力との関係
―『日光山往古年中行事帳』を素材に―」小池勝也氏
七、「戦国大名の在地掌握に関する一考察 ―戦国期島津氏を題材として―」久下沼譲氏
八、「豊臣政権の奉行発給・受給文書に関する一考察」中野等氏
九、「幕藩領主と大坂落人―細川忠興と後藤又市の関係を題材として―」堀智博氏
○2016年9月26日(月)9:30 早稲田大学中央図書館エントランス集合
古文書見学会「近年の研究にみる早稲田大学所蔵史料」
見学の内容.:
①古代日本の国政と仏教を見る(「東大寺薬師院文書」など)
②早稲田大学とイェール大学に残る俊乗房重源の継目裏花押文書
③科研による共同研究のフィールド・東大寺領美濃国大井莊の検注帳
④失われた常陸国吉田神社文書の復原
⑤中世対外関係史研究の進展(「友山士偲度牒」など)
⑥中世後期公武関係史論(「中原康雄私記」・「宣教卿記」など)
⑦「称名寺聖教・金沢文庫文書」の国宝指定に関連して
※大会期間中には、会場の井深大記念ホールに隣接する二階展示室にて、企画展「公家 と武家の中世史」が開催中で、「後醍醐天皇輪旨」・「足利尊氏書状」など古文書約五 ○点が出陳されております。あわせてご観覧ください。*参加費無料