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  • 【10月3日(土)開催】「泰山タイルからひもとく、戸山キャンパスの意匠―大学アーカイブズの実践 Exploring the Design of the Toyama Campus: A Perspective from Taizan Tiles」

【10月3日(土)開催】「泰山タイルからひもとく、戸山キャンパスの意匠―大学アーカイブズの実践 Exploring the Design of the Toyama Campus: A Perspective from Taizan Tiles」

【10月3日(土)開催】「泰山タイルからひもとく、戸山キャンパスの意匠―大学アーカイブズの実践 Exploring the Design of the Toyama Campus: A Perspective from Taizan Tiles」

1003

SAT 2026
Place
早稲田大学戸山キャンパス36号館382教室
Time
13:00~17:00
Posted
Fri, 04 Sep 2026

泰山タイルからひもとく、戸山キャンパスの意匠―大学アーカイブズの実践
Exploring the Design of the Toyama Campus: A Perspective from Taizan Tiles

 

開催案内

  • 日時:2026年10月3日(土) 13:00~17:00
  • 開催方式:対面
  • 会場:戸山キャンパス36号館382教室
  • 参加自由(事前登録不要)

開催趣旨

戸山キャンパスの歴史は、1920年に早稲田大学第一高等学院本館と1号校舎が建てられたことにはじまります。1945年の空襲で校舎も全焼しますが、1948年に竣工した旧18号館は、現在の32号館として高等学院時代の記憶を留めています。そして、1962年、早稲田大学創立80周年事業の一環として、第一文学部・第二文学部移転のために戸山キャンパスが再整備されました。この時、校舎の設計を担ったのが、早稲田大学建築学科卒業生の村野藤吾(1891-1984)です。1960年12月に着工し1962年3月の竣工後、同年4月より現在にいたる戸山キャンパスの新しい歴史が始まりました。

村野設計の校舎では、彫刻家・辻晉堂(1910-81)の石彫やタイルモザイク、画家・長谷川路可(1897-1967)のデザインに基づく床モザイク(武蔵野美術学校FMグループ作成)が、建築に彩りを与えていました。石、ガラス、タイル、スチールと様々な材料によって醸し出される豊かな表情がこの建築の魅力であり、中でも床や壁面、そして辻晉堂の作品にも多用されている泰山タイルは、深みのある独特の色と質感で、空間に躍動感を与えていました。

泰山タイルとは、京都市にかつてあった泰山製陶所(1917-73)によって作られた、建築用装飾タイルです。清水焼の技術に基づいて全て手作業で制作されたタイルは、美術タイルとも称され、大正から昭和にかけて京都を中心に全国へ広がり、村野藤吾も自ら設計した建築に好んで用いました。

その後も戸山キャンパスは、1981年の34号館竣工、92年の181大教室の取り壊し及び38・39号館竣工(菊竹清訓設計)と絶え間なく変化を続け、2011年には村野設計による高層棟であった旧33号館が取り壊され2012年に現在の建物へと建て替えが行われました。取り壊しに先立って、旧33号館の一部を構成していた辻晉堂のタイルモザイクや長谷川路可の床モザイクの切り取り保存がなされ、現在は、新しい33号館やその周辺に再設置されています。

姿を変えながらも、現在のキャンパスの随所に、グランドデザインとしての村野の設計理念、また辻や長谷川によってもたらされた芸術性を見出すことができます。このワークショップでは、泰山タイルを鍵に、戸山キャンパスに込められた思想と芸術的側面について考え、魅力を再発見し、新しい歴史を紡ぐ一歩とすることを目指します。また、文書が中心の大学アーカイブズにおいて、建物やモノ、空間の記憶をいかに保存・活用するかを考えるきっかけにしたいと思います。

プログラム

  • 13:00-13:10 開会挨拶 師茂樹(早稲田大学文学学術院教授)
  • 13:10-13:55 「泰山タイルのモザイク術」 中村裕太(京都精華大学准教授)
  • 14:00-14:45 「京都の街角タイル––物質文化と近代性」 佐藤守弘(同志社大学教授)
  • 15:00-15:45 [対談]「戸山キャンパスの建築とモザイク、そして長谷川路可」 丹尾安典(早稲田大学名誉教授)×原田恭子(モザイク作家)×有田巧(フレスコ画家、崇城大学名誉教授)
  • 16:00-17:00 戸山キャンパス見学会 モデレーター:山本聡美(早稲田大学文学学術院教授)、解説:中村・佐藤・丹尾・原田・有田

 

主催等情報

主催:早稲田大学総合人文科学研究センター「デジタル人文学の理論と実践」部門、WCANS「環境人文学の基盤形成―いのちをめぐる真正性」プロジェクト