越境する看護師・介護士とケアをめぐる座談会
—それぞれの就労現場での実践—
イベント内容
学外から参加者10名、学内者が2名、うち博士後期課程の学生も4名参加者があった。座談会では、看護と介護を担う外国につながる人々(および受け入れにかかわる人々)それぞれの就労現場での実践を紹介する会となった。開催の趣旨について主催者である村雲から報告があり、その後参加者全員から自己紹介と、登壇者全員の関心事項である「インドネシア」「教育」を中心に事例紹介があった。具体的には、国家試験に合格したEPA看護師を受け入れ病院の実践事例、介護の技能実習生の日常におけることばと経験、介護現場での発話スタイルや利用者との関係性など話題提供を行った。そして、今後どのように外国人労働者を受け入れていくのかについて会場で参加者全員にマイクを渡し、議論した。人手が不足している看護・介護現場の逼迫する人材確保の難しさが参加者から情報共有があった。また、参加者からのこうした会を継続的に持つことへの要望があった。加えて次年度もこうした会があれば報告したいとの意見もあり、座談会の有効性を確認し、会を終了した。
開催概要
・日時:2025年9月25日(木曜日) 10時00分~12時15分
・場所:早稲田大学戸山キャンパス33号館16階第10会議室
・主催:総合人文科学研究センター「過去・現在。未来をつなぐ社会構想と協働実践」部門、「越境する外国人看護師のライフストーリー研究:尼比越の経済連携協定(EPA)を事例に」日本学術振興会 科学研究費助成事業 科学研究費助成事業 若手研究:25K16814