映画シンポジウム『改革者:女性イマームの肖像』
- 開催:2025年10月26日(日)14:00~17:00
- 場所:早稲田大学戸山キャンパス38号館AV教室
- 上映映画:Reformisten – den kvindelige imam/ The Reformist – A Female Imam
*監督:Marie Skovgaard
*Denmark, Germany, Sweden, Norway, Finland, Netherlands、2019年(短縮版60分)
趣旨・目的
本シンポジウムでは、ヨーロッパでのモスクの設立にまつわるドキュメンタリー映画とその後のトークセッションを通じて、「改革」をめぐる近年の動向を知るとともに、そこにみられる課題について考えていきます。
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シェリン・ハンカンは、女性イマーム率いる革新的なモスクの設立を夢見てきた。志を同じくする人々との協働の末、夢は現実となり、デンマークのコペンハーゲン中心部にマリアム・モスクが誕生した。しかし運営は一筋縄ではいかず、シェリンは、ヨーロッパで拡大するイスラモフォビアと宗教コミュニティ内の痛烈な批判という二つの壁に直面する。
監督のマリー・スコフガードは、シェリンの成功や失敗、コミュニティ内外で起こるさまざまな出来事を描き出していく。理想と現実の厳しさが交錯し、異なる意見が対立する中、シェリンは強い意志をもって闘い続ける。どこまで進むことができるのか。本作を通してイスラームの現代的な一側面を見ていきたい。
プログラム
- 14:00~14:15 開会、映画紹介
後藤絵美(東京外国語大学准教授) - 14:15~15:20 映画上映
- 15:20~15:30 休憩
- 15:30~16:10 解説
鷹木恵子(東京外国語大学フェロー、桜美林大学名誉教授)
高橋圭(東洋大学文学部教授) - 16:10~16:50 Q&A
- 16:50~17:00 閉会
主催者等
主催:日本イスラム協会、科研費基盤研究(B)「現代の多様化と多様性尊重をめぐるムスリム・コミュニティの課題とその解決方法の研究」(24K03160, 代表:後藤絵美)
共催:早稲田大学総合人文科学研究センター