Research Institute for Letters, Arts and Sciences早稲田大学 総合人文科学研究センター

News

ニュース

【開催報告】2024年度文学研究科生のための≪日本学術振興会特別研究員(DC)≫ 応募チャレンジセミナー

早稲田大学総合人文科学研究センター(以下、人文研)では、キャリア初期研究者支援の一環として、毎年≪日本学術振興会特別研究員(DC)≫応募チャレンジセミナーを実施している。今年度はZoomウェビナー形式で実施した。本セミナーの目的は、特別研究員経験者に直接、自身の体験を述べてもらうことにより、キャリアの第一歩を踏み出す大学院生の一助となることである。

最初に、山本聡美所長に挨拶をいただいた。山本所長からはキャリア初期の段階で自身のキャリア構築において明確なビジョンを持ち、計画的に行動することの重要性が述べられ、研究者にとって特別研究員への申請がその第一歩であることが示された。次に、文学学術院事務所の担当者から「DC 応募に際しての諸注意」が共有された。特別研究員制度の概要や早稲田大学が提供している各種支援、申請方法の変更点などが説明された。

「DC 経験者からのアドバイス」では、特別研究員経験者の村山雄紀助手が自身の経験を共有した。DC申請のメリットや、事前準備の重要性、申請書の作成で意識したポイントなどが述べられた。

「申請書のポイント紹介」では、特別研究員採用経験者であり本学の博士後期課程に在籍している相良海香子氏、高橋和日子氏から、申請書を執筆する際の具体的なポイントが紹介された。事前に採用/不採用であった申請書に目を通し申請書の形式を理解すること、専門分野が異なる人が読んでも分かりやすい内容を意識すること、具体的な項目の書き方、不採用時に行ったことなど、自身の経験に沿った内容が共有された。

その後の質疑応答では、3名の発表者が事前に出されていた質問に回答した後、参加者からその場で寄せられた質問にも応じた。業績の有無や評価書に関してなど多岐に渡る質問が寄せられた。最後に、早稲田大学が提供している各種支援や、人文研が毎年発行している『WASEDA RILAS JOURNAL』等の紹介が行われ、セミナーは終了した。

本セミナーは録画しており、後日早稲田大学の大学院生向けに期間限定で公開予定である。本セミナーを通して大学院生が申請書を執筆することやDCに挑戦することの意義を実感し、早稲田大学の各種支援も活用して、積極的に特別研究員に応募するきっかけとなれば幸いである。

以上
(記:入倉友紀、村山雄紀)

開催詳細
  • 日時:2024年4月10日(水) 10:40~12:10
  • 形式:Zoomウェビナー方式
  • 参加者:文学研究科在籍者 54名
  • 講演者

① 所長挨拶:山本聡美 (総合人文科学研究センター所長)
② DC 応募に際しての諸注意:文学学術院事務所
③ DC 経験者からのアドバイス:総合人文科学研究センター助手 村山雄紀
(専門「フランス美学・美術史」令和3年度DC2採用者)
④ 申請書のポイント紹介(文学研究科博士後期課程在籍者2名)
・相良海香子(専門「日本史学」令和5年度DC2採用者)
・高橋和日子(専門「日本演劇」令和6年度DC2採用者)
⑤ ディスカッション、質疑応答:村山雄紀、相良海香子、高橋和日子
⑥ (おわりに)『WASEDA RILAS JOURNAL』『WASEDA RILAS JOURNAL』等の紹介

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/flas/rilas/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる