Faculty of Letters, Arts and Sciences早稲田大学 文学学術院

About the School

文学学術院のご案内

文学学術院の紹介

文学学術院は、文化構想学部、文学部、文学研究科、総合人文科学研究センターの体制をとっています。
この2学部・1研究科・1センターが、一元化された運営組織の中で、幅広い人文学研究のスケールメリットを活かし、より充実度の高い柔軟な教育研究活動を展開しています。

学術院長からのご挨拶

 

文学学術院長 嶋﨑 尚子

早稲田大学文学学術院は、戸山キャンパスで展開している「人文科学の知」の集積場です。1890年に坪内逍遥博士らによって創設された文学科を前身に、2020年には130年目を迎えました。2004年からの一連の改革を経て、文化構想学部、文学部、文学研究科、そして総合人文科学研究センターからなる一元的体制が整い、2020年現在、7500人を超える学部生・大学院生・教職員が活動しています。また、これまでに数多の卒業生、研究者を輩出し、日本における人文科学教育・研究の中核的組織です。

ここでは、学びの場としての文学学術院の魅力を4点紹介しましょう。第一は、戸山キャンパスです。大木のメタセコイアが聳え並び立つスロープと中庭を囲む建物群からなるこのキャンパスは、1962年に完成しました。その後、キャンパスの様相はだいぶ変容しました。学術院体制へ移行したのち、長い工事期間を経て新棟建設・整備が進みました。2019年には早稲田アリーナが完成し、地階のスポーツ施設・式典会場の上には、緑あふれる「戸山の丘」が整備されました。現在の戸山キャンパスは、都心の大学とは思えない空間です。さらに国際的にも有数の都市新宿に位置し、近隣に多くの文化施設を有するという「地の利」も魅力です。キャンパスも含めて、文化の発信地での学習環境といえるでしょう。

このキャンパスを拠点に、人文科学を「広くかつ深く」学習・研究できる点が第二の魅力です。学生の皆さんが、文化構想学部の6論系、文学部の18コースでの学習と、両学部が提供するブリッジ科目をとおして、体系的学習、領域横断的学習そして創作・実践的学習を戦略的に進められるよう整えられています。さらに専門的研究へつながる場として大学院(修士課程・博士後期課程)22コースも活用できます。日常的な学習の場としてキャンパス図書館である戸山図書館も重要な拠点になっています。

むろん人文科学の射程範囲は広く、たえまなく進化しています。両学部のカリキュラムからもわかるように、文学学術院では学問領域(すなわち立脚する視点・理論)ばかりでなく、対象領域・地域の国際展開も進んでいることが第三の魅力です。2017年には文化構想学部にGlobal Studies in Japanese Cultures Program(JCulP:国際日本文化論プログラム)を新設し、国際日本学拠点として、広く学生を受け入れています。さらに、学習・研究の対象は、欧米地域にとどまらず、東アジアはもとよりイスラーム文化圏にまで拡張し、2017年からは、中東・イスラーム文化を学部・大学院で学習・研究できる国内の重要機関となっています。

学生のみなさんはこうした学習・研究機会を、1年生では論系・コースに分かれず、2年進級時に選択する「1・3制」という仕組みで最大限活用できます。両学部の一年次に履修する必修基礎演習クラスでは、人文科学を学習する際の「読む・書く」という基本リテラシーを身に付けます。この場での教材や教員、クラスメンバーをとおして、皆さんは、文学学術院の顔ぶれの豊かさの一端を実感することでしょう。国籍・出身地、性別、年齢ならびに幅広い関心をもつメンバーを擁し、刺激しあう場であること、これが第四のそして最大の魅力であり、財産なのです。

さて、人文科学の学習・研究は、一言でいえば「人の営みを知る」、「先人たち・同時代の人たち、そして未来の人たちの声を聞く」作業にほかなりません。この学習は直接の資格取得に結び付くいわゆる「実学」ではありません。しかし、情報技術の時代にあってはもっとも必要とされる学問なのです。20世紀後半から急速に進展した情報技術(IT)は、すでに「技術」という水準にとどまらず、私たちの日常生活に欠かせない「道具」として普及しました。皆さんは、インターネット環境で生まれ、育ってきました。現在、私たちの社会を悩ます問題のひとつは、SNSに代表されるこの道具をどのように使うのか、すなわち、どのような倫理を構築し、それを共有すべきなのかが問われているのです。私たちは、過去の人びとの知恵・経験と、現代社会が有する複層性の両方を正確に理解することなしに、この難題にむかうことはできません。そして、人間と社会をじっくりと観察することから始まるこの思考実験は、人文科学がもっとも得意とする領域なのです。

最後に、残念なことに、2020年はじめからCOVID-19の感染拡大とその防止のために、私たちの社会・世界は激変してしまいました。文学学術院での学習・研究も、オンラインを基本とせざるをえません。予想もしていなかった深刻な事態ですが、同時に、私たちは、自分自身の経験を含めて「人の営みとして私たち自身の声を聞き」、この状況に対峙していきましょう。学生、教員、職員、すべてのメンバーの生命・健康を守ることを第一に、この困難をともに乗り越え、再び戸山キャンパスで交流できることを願っています。そして、みなさんとともに、文学学術院での学び・探究の様式を、さらに更新していくことを期待しています。

文学学術院 執行部(2020年9月21日~)

 

(左から順に)

教育と研究

文学学術院の将来構想

文学学術院は、創立150周年(2032年)を見据えた、将来構想を策定しました。
これらは文学学術院の構想段階のものであり、大学として決定したものではなく、今後議論を深め、必要性と適切性が認められるものについては、正規の手続きを経て順次開始していきます。

歴史と沿革

81c7f052d3b2dac4722d46b9fee3d4a9早稲田大学文学部は、東京専門学校文学科創設(1890年)以来、人文科学、文化科学の蓄積を時代に翻弄されず未来に継承すること、人類が直面する課題に向き合いその解答を模索することを使命にして、多彩な人材を育成してきました。
今後も「学問の自由」「清新な気風」「個性豊かな在野の学風」という建学の精神のもと、教育・研究のさらなる充実を推進して参ります。

1882
明治15年
大隈重信により東京専門学校創立
1890
明治23年
坪内逍遙博士らにより文学科創設
1891
明治24年
『早稲田文学』創刊
1902
明治35年
早稲田大学と改称、大学部文学科となる
1904
明治37年
専門学校令による大学となる
1920
大正9年
新大学令による大学となり、文学部となる
1928
昭和3年
演劇博物館開館
1945
昭和20年
敗戦の翌月から授業再開
1949
昭和24年
学制改革による新生早稲田大学となり、夜間学部として第二文学部創設、第一文学部・第二文学部の呼称スタート
1951
昭和26年
大学院文学研究科 修士課程創設
1953
昭和28年
大学院文学研究科 博士課程(現在の博士後期課程)創設
1957
昭和32年
記念会堂完成
1962
昭和37年
戸山キャンパス完成
1968
昭和43年
小汀利得氏からメタセコイアが寄贈される
1973
昭和48年
第一文学部指定校推薦入学を開始
1982
昭和57年
創立100周年記念式典開催
1991
平成3年
『早稲田文学』100周年記念展開催
1992
平成4年
戸山図書館開館
1996
平成8年
第二文学部社会人入試開始
2004
平成16年
文学学術院設置
2007
平成19年
第一文学部・第二文学部を再編し、文化構想学部・文学部を設置/大学院文学研究科を人文科学専攻の一専攻に改編/文学研究科 博士後期課程にアジア地域文化学コース新設
2008
平成20年
文学研究科とコロンビア大学人文科学大学院東アジア言語文化研究科との間で、修了時に両大学の学位を取得できるダブルディグリー・プログラムを開始
2010
平成22年
文化構想学部・文学部が完成年度/文学学術院120周年記念行事/文学研究科 修士課程および博士後期課程に表象・メディア論コース新設/33号館建て替え工事着工
2011
平成23年
文化構想学部・文学部で初の卒業生を輩出/文学研究科 修士課程に現代文芸コース新設
2012
平成24年
総合人文科学研究センター設置
2013
平成25年
総合人文科学研究センター研究誌「WASEDA RILAS JOURNAL」発刊
2014
平成26年
文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」(トップ型)に、「Waseda Ocean構想」が採択、文学学術院に国際日本学拠点を設置
2015
平成27年
新33号館高層棟・低層棟竣工/角田柳作記念国際日本学研究所を開設
2017
平成29年
文学研究科 修士課程および博士後期課程に中東・イスラーム研究コース新設/文学部に中東・イスラーム研究コース新設/文化構想学部 多元文化論系に中東・イスラーム文化プログラムおよびGlobal Studies in Japanese Cultures Program(JCulP:国際日本文化論プログラム)新設
2018
平成30年
文学研究科 博士後期課程に国際日本学コース(Global-J)新設
2019
平成31年
戸山キャンパスに早稲田アリーナが竣工
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WASEDA University

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