今回のICCテーマ・ランチでは、本学在学中のモルドバ訪問をきっかけに、モルドバと日本との交流、特に教育支援を中心に国際協力分野でご活躍されている川村容子氏をゲストに迎えます。
人口350万の東欧の小国、欧州最貧国と言われるモルドバ・・・
今からちょうど10年前の2006年5月、平山郁夫記念ボランティアセンターを通じて初めてモルドバを訪問した川村容子さんはモルドバの魅力に取り付かれました。
大きな空と澄んだ子供たちの目。モルドバの首都キシナウから北へおよそ100キロメートル、ゆったりとした起伏の台地の先のカザネシュティ村。青い、どこまでも大きな空。
そして文字通り天真爛漫な25人の子供たち。貧しいが、豊穣な大地に育まれたモルドバの自然と人々。
川村氏はモルドバで大きな居心地の良さに魅了されました。
川村氏は早稲田大学教育学研究科博士課程中に、2011年在ルーマニア日本大使館専門調査員として赴任。
2014年外務本省国際協力局民間援助連携室に勤務し様々な経験を積みましたが、モルドバのために役に立ちたいとの思いは益々膨らみ、仲間と共に2015年12月一般社団法人モルドバジャパンを創設。
カザネシュティ村の子供たちを対象とする学童保育支援を中心に日本とモルドバとの関係強化を促進する様々な文化、情報提供プログラムを企画、実施しています。
旧共産圏から解放されて25年の今年、日本とモルドバの関係が新たな段階を迎え、今年1月日本・モルドバ相互に大使館が開設され本格的な外交関係が開始されることになりました。
川村氏は新設の在モルドバ日本大使館経済協力担当者として同国に赴任します。
モルドバの民主化、市場経済化、さらにインフラ整備支援が求められている中、川村氏の新天地モルドバでの活躍が期待されます。
ご講演会当日はモルドバジャパンでの川村氏の活動の様子をご紹介いただくほか、大使館での仕事に関するお話もしていただく予定です。
国際協力に関心のある学生だけでなく、何か新しいことを始めたいと考えている学生、モルドバについて知りたい学生の皆さん、ぜひお越しください。
日 時
5月24日(火)12:20~12:50
会 場
ICCラウンジ(早稲田キャンパス3号館 1階)
対 象
早大生・教職員・一般
言 語
日本語
参加費用
無料
参加登録
不要(先着順20席)
ゲスト
川村容子(かわむら・ようこ)
早稲田大学理工学部応用化学科2006年卒。
教育学研究科博士前期課程2009年卒、同博士後期課程2012年退学。
博士課程在学中にルーマニア・ヤシ国立大学に留学。
2011年より在ルーマニア日本大使館専門調査員、2014年2月より外務省国際協力局民間援助連携室経済協力専門員。
2014年12月「一般社団法人モルドバジャパン」設立。
モルドバの子供の教育支援事業を中心としたモルドバ・日本両国間の交流促進活動を行っている。
2016年1月に新設された在モルドバ日本大使館に同年6月より経済協力担当者として赴任予定。
お問い合わせ
Tel: 03-5286-3990 E-mail: [email protected]