Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

社会科学部3年 出野 龍郎

僕は今ポートランドというところに留学しているんですけど、寮の扉に自分の呼んでほしい呼称を書くんです。一番最初のクラスの自己紹介カードでもそうなんです。ここではセクシュアリティのことは「好きな動物は?」くらいの質問なんです。もう、良い意味でシリアスな話じゃなくなってますね。

日本であまりLGBTの人って見えないんですけど、こっちではありふれていて。男友達で彼氏がいる人もいるし、隣に住んでるひとはトランスジェンダーの人と付き合っているし、普通に話してて仲良くしてた人があとでゲイってわかったり…もう“ふつう”のことですね。

でも日本では、まだ“ふつうじゃない人”ってされている気がします。日本であまりLGBTの人を見ないのは、そういう雰囲気のせいもあると思います。

LGBTのことに限らず、この街は個性を尊重する雰囲気があるんです。だからLGBTの人も生きやすいし、そうじゃない人も、みんな生きやすい。僕は日本にいたときからヒゲを生やしてみたかったんです。でも周りの風当たりに負けて何回も挫折してきました。でも、この街だと抵抗なく生やせます。あとサムライの髪形に憧れていたんですけど、日本だとできなかった。でもここだとできています。日本にいたときより自分らしくいられて、生きやすいなと思います。僕はみんなが自分らしくいられるこの街がすきです。

みんな違うわけで、ひとそれぞれ個性があって、それを尊重していけたらいいなって思います。違いを楽しめる社会になれたらいいなって、みんな一緒よりみんな違った方がたのしいなって思います。みんなちがってみんないいって本当にそう思います。みんなが必要以上に自分を抑圧しないでいけたらいいですよね。

 

社会科学部3年

花光ゼミ所属

出野 龍郎

出野 龍郎

 

 

 

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