Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

法学部1年 しゅんどうゆう

テレビ画面の中で、ウエディングドレスを着た二人が幸せそうに笑っていた。
虹色の旗を持った人たちが歩いていた。
報道特集の取材を受けた小学生の子は「学校行きたくない」って泣いていた。
私もよく友達に「変わってるね」とか「普通じゃないよね」とか言われるけど、そういう言葉や視線にもっとずっと苦しんでいる人がいることに、初めて気がついた。「普通」って、何?? 私はいつも私らしくいたいし、それは私の友達も、テレビに映った人も、偶然同じ電車に乗った人も、同じじゃないのかな。それにニュースキャスターの人が、一クラスに一人くらいはいるって言っていた。そう考えると、とてもじゃないけど「テレビの向こう」の問題になんかにしていられないし、実際に私の問題だと思った。

ただ、私も気遣いや知識不足のせいで、当事者の方を傷つけているのではないか、と思うとちょっと怖い。私もどこかで「普通」ぶってないかな…。どんな言葉がつらいのかな?あとはBLとかGLとか、どんな風に思うんだろ?もっともっといろんなこと、知りたい。
何より、友達になりたい。そのときは、私のことも知ってほしいし。いろんな話をしたい。

本当に、虹色みたいにそれぞれがそれぞれらしくいられる世界になってほしい。「普通」なんてどこにもない世界。
「あなたの色、素敵ね!私の色も素敵でしょ?」みたいな。そんな風になったらいいな、と私は思う。
そのためにも、私みたいにテレビを見ていただけの人が、さらにもう一歩踏み出して知ろうとすることが、大切なはず。きっと。
みんなでおんなじ色になろうとするなんて、そんな悲しいことはないよなぁ。

法学部1年 しゅんどうゆう

しゅんどうゆう

 

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