日本の学校は伝統的に画一化機能が強いと言われ、児童、生徒の個性伸長を図る必要性が指摘され続けてきました。学校が子どもたちの個性を抑圧する、あるいは、子どもたちが自分という存在を肯定出来ないような仕組みになっていたとしたら、教育機関ではなくなってしまいます。
早稲田大学では、創立以来、実に多様な学生が集い、お互いを認め合って学んできました。また、それが一番の魅力だと思います。これからも、みんなが「早稲田って本当にいろんな人がいるよね」と話し、学生一人ひとりが「私は自分らしさを大切にして生きていこう」とうなずける環境が大切だと考えています。その意味で、この取り組みを応援したいと思います。
矢口徹也(男女共同参画推進室長/教育・総合科学学術院)