Waseda University Junior High School早稲田大学 高等学院 中学部

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中3・長崎・佐賀宿泊研修報告

 

中学3年生は、10月9日(水)~12日(土)に長崎・佐賀宿泊研修を実施しました。

以下、生徒の感想です。

私たちは、10月9日から4日間、長崎・佐賀研修に行ってきました。

1日目には、平和学習として長崎原爆資料館に行き実際に被爆した方からお話を聞くことができました。被爆後の長崎の生々しい惨状、被爆して亡くなったご家族のお話を聞き、今まで教科書や資料映像を見るだけでは感じることが出なかった「恐怖」を感じました。講話の後は、平和案内人の方々の案内で原爆遺構を周りました。浦上刑務所支所や浦上天主堂、山里小学校などを回り、原爆の威力の大きさを実感しました。世界では、今現在も様々な要因で戦争や紛争が起きていますが、戦争が「悲惨なもの」であることは変わりありません。長崎を「最後の被爆地」にするためにも、私達一人一人が平和について考えることが重要だと思いました。

2日目には、4人か5人ごとの班に分かれて長崎市内を班ごとに自由散策しました。それぞれの班ごとに自分達でテーマを決め、それぞれが学びたいことを学びました。私達の班では、「長崎と文化」というテーマで、長崎市を回りました。唐人屋敷や大浦天主堂に行き、昼食では皿うどんを食べました。長崎でしか体験できないことを体験できる場所、学べないようなことを学べる場所へ行きました。

3日目には、歴史、文化、産業、歴史の4つの分野に分かれて佐賀県内をそれぞれの分野に沿って回りました。4つのすべての分野のコースは生徒が作成したものです。移動時間やお店の都合で少し変更された部分もありましたが、生徒自身がテーマや目標、行程を考えました。私が行った産業コースでは、「陶磁器」をテーマに佐賀県内を回りました。嬉野茶交流館チャオシルという施設で茶染体験と工場見学をし、伊万里・有田産業会館という施設で絵付け体験をしました。絵付け体験では、模様を一筆で描けなかったり、筆が割れてしまったりと難しい部分が多く、伊万里焼のようなきれいな模様を描いている熟練した職人の凄さを体感しました。

4日目には、佐賀市内を回り、大隈記念館、龍泰寺などの大隈重信侯に関する施設や佐賀バルーンミュージアム、佐賀城本丸記念館に行きました。大隈記念館では、大隈侯の性格や生い立ち、政治家としての一面などを知ることができました。私自身も、早稲田大学の一員として大隈重信侯が残した早稲田スピリットを受け継いでいこうと思います。

この研修では生徒の「主体性」がとても求められました。特に、2日目と3日目では生徒自身で行く場所、コースを決め、生徒自身が自分の学びたいことを考え、テーマを決めました。学院では常日頃から生徒の「主体性」が求められますが、その成果が発揮できた研修でした。私達を受け入れてくださった宿舎の方々、講話をしてくださった被爆者の方、私たちの研修にご協力してくださった方々に感謝したいです。

中学部での研修は、他では体験できない学びがあるものでした。1年の「奈良研修」、2年の「長野研修」、そして3年の「長崎・佐賀研修」、どれも実りのあるものでした。この経験を高等学院、引いては早稲田大学を卒業した後も生かしていきたいです。

(3年・有坂)

 

 

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