中学2年生は、10月10日(木)~12日(土)に長野宿泊研修を実施しました。
以下、生徒の感想です。
長野宿泊研修を振り返って
十月初旬、私たちは、民泊の一日を含む二泊三日の長野宿泊研修に赴いた。
長野研修では、長野の方々の地元愛に最も感動した。
まさか、二泊三日の研修の内にお米よりもリンゴのほうを多く食べることになるとは予想できなかった。
研修初日、班別自由行動で松本城を見学した後、長野県民の方に、長野の3種のリンゴの写真を用いて、利きリンゴアンケートをして回った。我が家5人は誰一人として的中させることはできなかった。が、驚くべきことにアンケートをとった長野県の方、33人の内31人が3種すべてのリンゴの品種を的中させた。実際、味や食感は違うものの、普通は3種の区別など見た目で見当もつかないはずだ。リンゴの生産量、日本有数の長野県の誇りを感じた。
研修二日目、稲刈り体験をした。藁を干すのと刈り取ることは簡単だが、束ねる作業はコツが必要で難しく他の作業よりも時間がかかった。藁を干しているときに田んぼで大きなウシガエルとたくさんのアマガエルを見つけた。個人的に蛙が大好きなので、すごく嬉しかった。体験後、いただいたお弁当を素早く食べ終えイモリを探しに行ったが、これは一匹も見つけられなかった。
午後は、入村式の後、若穂地区で民泊のお宅へ迎え入れていただいた。リンゴ畑で、リンゴの木を丸々一本収穫するという未知の体験をさせていただいた。最後には温泉にも連れていってくださり、二日目を終えた。
最終日の朝、少し遠くにある畑に連れて行ってもらった。里芋の実をひとつ掘り出すと、何十個もまとめて出てきて感動した。一方で持ち主がいなくなり、荒れ果てた畑や空き家もいくつか見受けられ、農業に携わる人の減少を体感した。退村式では、最後に全生徒で長野県歌「信濃の国」を歌った。驚いたことにお世話になった民泊の方々も、声をそろえて一緒に歌っていただき、やはり長野の人々の強い地元愛を感じた。
長野の人々の地元に対する愛情は、グローバル化の進む現代社会に大きなヒントを与えてくれるように感じた。今回の研修でお世話になった方々へ感謝するとともに、この経験を今後に生かしていきたいと感じている。
(2年・西隈)
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