9月26日、中学2年の学年行事として、人間科学部とスポーツ科学部のある早稲田大学所沢キャンパスツアーが行われました。
最初に人間科学部准教授の加藤麻樹先生から、所沢キャンパスの概要と、研究の説明をしていただきました。加藤先生は、日常生活を取り巻く環境と製品の構造を評価し、より良い生活空間を構築することを目的に研究されています。先生はアメリカの大学生に向けて行なった講義を、中学生の私たちにも分かりやすく説明してくださいました。その中でも、「情報はただ多く出すだけでは意味がない」「僕たちが道具に合わせるのでなく、道具を僕たちに合わせるのだ」という言葉が特に印象に残りました。先生の言葉を心に留めて、学校でのレポートやプレゼンテーションで伝えたいことをしっかり伝えるための工夫をしたいと思いました。
その後、6つの班に分かれ、森林に囲まれ、広く、きれいなキャンパスを大学院生に案内していただきました。スポーツ科学部の施設は、オリンピックのメダリストをはじめ、第一線で活躍しているスポーツ選手らの練習場所にもなっていて、今回の見学で楽しみにしていたことの一つでした。こうした施設を実際に見ることができて感激しましたが、それ以外にも新しい発見がありました。それは、キャンパス内で、ご高齢の方が体を動かしている姿があったことです。学生だけでなく、地域の人たちにも運動やコミュニケーションの場にして施設を開放しいるとの説明がありました。
これまではスポーツのイメージが強かった所沢キャンパスですが、人間生活の向上に必要なモノをつくったり、若い人から地域の高齢者まで様々な人が集まる場所になったりという新しい面をたくさん知ることができました。研究活動を通して、多くの人に幸せを与えている場所だと感じ、興味が湧きました。
(2年)湯浅