我々、中学鉄道研究部は3月23日(日)に春の遠足(さよなら遠足)として、栃木県の真岡・茂木を訪問した。
上野駅から常磐線で取手に行き、そこからはフリー切符である「ときわ路パス」を使い関東鉄道常総線・真岡鐵道に乗り、茂木へ。帰りは、真岡鐡道・水戸線・宇都宮線経由で池袋に向かい、車内で解散した。
この遠足では真岡鐡道の下りでSLもおか号に乗車した。座席は自由席で、窓が開けられる仕組みになっていた。この日は風が強く、風にあたることの爽快感を覚えた。車内では扇風機が回っていたが、ベージュの塗装が乾燥してひび割れ、中の鉄のさびまで確認することができ、かなり年季の入った車体だと感じた。終点の茂木駅では、機関車の入れ替えが行われ、転車台での作業なども見学することができた。真岡鐡道の上りは各駅停車に乗車して真岡駅でいったん下車した。ここで昼食をとり、隣接しているSLキューロク館を見学した。保存されているSLがSLキューロク館の構内を往復しており(圧縮空気による自走)、たくさんの見物客が集まっていた。
今回の遠足の目的は、前回の夏の遠足に続き、昔の乗り物であるSLの活用方法について考えることであった。SLの運行には、運行設備の管理、人材の確保、車両の調達などたくさんの手間や段取りがあり、簡単なことではないが、沿線には手を振っている人や、カメラを構えて写真を撮っている人、大勢の観光客がいた。これらの景色はそこにSLが走っているからこそ見られるものであり、SLがその地域の、観光による活性化に一役買っているということが分かった。
これからも鉄道研究部では親睦を深め合うとともに、鉄道に関する知識を深めていきたい。
(3年・本林)
【春の遠足の様子】
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