高等研究所セミナーシリーズ
【グローバル・ヒストリー研究の新たな視角】公開講演会
「ジャコバンと共和政―歴史学と思想史の対話―」(12/11)
趣旨
民主主義や共和政治の機能不全が指摘されて久しい。それは、今般のパンデミック下でいっそう明示的に現れているようにみえる。本シンポジウムは、「緊急事態」「非常事態」下での国制や政治のありようを、18世紀末ヨーロッパのジャコバン、そしてこれを通じて体現されてきた「共和政」の概念とその実態から考察するものである。歴史学の報告に思想史からのコメントを対応させつつ、歴史学と思想史で積み上げてきた観点・論点を交差させることで、両者の対話を図りたい。
講演者
- 近藤和彦
東京大学名誉教授、立正大学人文科学研究所研究員
専門はイギリス近世・近代史、文化史、史学史。 - 中澤達哉
早稲田大学文学学術院教授、早稲田大学ナショナリズム・エスニシティ研究所所長
専門はスロヴァキア・ハンガリー・ハプスブルク帝国史、中東欧近世・近代史。 - 小山哲
京都大学文学研究科教授
専門は近世ポーランド史、中東欧史。
コメンテーター
日 時
2021年12月11日(土)13:00~17:00
会 場
Zoomによるオンライン開催
プログラム
13:00~13:10 開会挨拶
13:10~14:25 報告(近藤和彦、中澤達哉、小山哲)
14:25~14:40 休憩
14:40~15:10 コメント(竹澤祐丈、後藤浩子)
15:10~15:30 報告者によるリプライ(近藤和彦、中澤達哉、小山哲)
15:30~15:40 休憩
15:40~16:50 総合討論
16:50~17:00 閉会挨拶
司 会
古谷大輔(大阪大学言語文化研究科教授)
対 象
本学教員・大学院生・一般
主 催
早稲田大学 高等研究所
共 催
科学研究費補助金基盤研究(A)「共和政の再検討:近代史の総合的再構築をめざして」(代表・中澤達哉)
科学研究費補助金基盤研究(A)「歴史的ヨーロッパにおける主権概念の批判的再構築」(代表・古谷大輔)
申込み
事前登録が必要です。以下URLよりご登録をお願いします。
https://forms.gle/ckGaZaaX7qgocX4a9
ポスター
こちらをご覧ください。