早稲田大学高等研究所ウェビナー「ポストコロナの社会:学際的アプローチ」
第7回(7月30日(木))16:30~
日 時 / Date & Time
2020年7月30日(木)16:30~17:45(予定)
演 題 / Title
「日本社会における”科学的助言”のありかた」
講演要旨 / Short Summary
現代社会のリスクは、科学技術の知だけでは解決できない。こうした「ポスト・ノーマルサイエンス」問題に直面した際、社会はメディアを通じてどのように専門知を共有し・議論し・解決策を共創すべきなのだろうか。またその中で専門家はどのような役割を果たすべきなのだろうか。報告者はこうした問題について科学技術社会論や計量社会科学の立場から研究・実践・教育に取り組んできた。あわせて東日本大震災に引き続き、現在世界を覆っているパンデミック、COVID-19に際しても専門家共同体や政府、市民、そしてメディアのリスクコミュニケーションに深く関与してきている。本報告ではいわゆる「専門家会議」の活動に併走するなかで見えてきた日本社会の専門家助言システムの問題について中間報告を行うと共に、現在われわれの社会が直面している問題を整理する。そのうえで本邦の専門家助言のあるべき姿について、参加者と議論したいと考える。
講演者 / Speaker
田中幹人(早稲田大学 政治経済学術院 准教授)
講演者略歴
研究分野:科学技術社会論、ジャーナリズム論、計算社会科学
学位:博士(学術)、2003年、東京大学
職歴:
2003年 国立精神・神経センター 流動研究員
2005年 早稲田大学 科学技術ジャーナリスト養成プログラム 客員助手(専任扱)
2008年 早稲田大学政治経済学術院 ジャーナリズムコース講師
2010年 同 准教授
討論者・コメンテーター /Discussant・Commentator
松尾敬子(科学技術振興機構 イノベーション拠点推進部 副調査役)
司 会 / Moderator
竹村和久(高等研究所 副所長/文学学術院 教授)
使用言語 /Language
日本語/Japanese
視聴URL
Zoom|https://zoom.us/j/96623576715?pwd=WWtiOVVobzZGSnpSbjlTdmxkY1F5dz09
You Tube|https://youtu.be/Iohxw9v4W5Y
プログラム / Schedule
16:30~ 高等研究所ウェビナー 視聴ルール・趣旨説明/挨拶
16:35~ 講演・ディスカッション・ 質疑応答* など
17:45 終了予定(最大~18:00)
*<聴講予定の方へ>
・当日のご質問はZoomウェビナーのQ&A機能を利用して行います。(チャット機能は利用しません。)
・事前質問を受け付けます。ご質問は以下のアドレスにて事前に受け付けます。
wias-webinar(at)list.waseda.jp (atを@に変えて)お送りください。件名に「ウェビナー(○月○日分)事前質問」としてください。(準備の都合上、直前のものは確認できない場合があります。)本ウェビナーは登壇者・視聴者ともに限られた時間のなかで行います。すべてのご質問にお答えできない場合があります。ご容赦ください。
高等研究所ウェビナー(全体概要)/Outline
テーマ / Common Theme
「ポストコロナの社会:学際的アプローチ」(全体プログラムはこちら)
新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)による、「新型コロナ問題」が世界を席巻しています。人類の健康生命だけではなく、世界経済、人々の生き方にまで大きな影響を及ぼしています。しかも、私たちはこのコロナに対して、長い戦いを強いられる可能性もあります。ウェビナーでは、「グローバル化」、「感染症検査」や「リスクコミュニケーションと意思決定」といった研究テーマで、毎週異なる研究者がオンラインで登場します。私たちはどう対峙し、どのような社会をつくっていくべきなのか。新型コロナ問題に早稲田の研究者が様々な分野からアプローチします。
対 象 / Prospected Audience
学部学生・大学院生・教職員・一般
Faculty and staff members of a university, grad students, the general public
主 催 / Organizer
早稲田大学 高等研究所・Waseda Institute for Advanced Study, Waseda University
申込み / Registration
事前申込み不要です。
※ 視聴時の注意事項
本ウェビナーでは利用するPC、インターネット環境を各自でご用意下さい。また、使用するツール(ZoomウェビナーやYou Tube LIVE)の実行環境についても各自でご用意下さい。サービス利用にあたってのサポートは致しかねます。
なお、動画視聴によるPC環境等の不具合については当方では責任を負いかねます。ご了承ください。