高等研究所セミナーシリーズ 【新しい世界史像の可能性】 公開講演会:
「近世ヨーロッパにおける傭兵の回遊と社会の負担」(10/26)
講演者 / Speaker
河野 淳 (広島修道大学 准教授)
日 時 / Date & Time
2019年10月26日(土)14:00~17:30
会 場 / Venue
主 旨 / Outline
「近世ヨーロッパにおける傭兵の回遊と社会の負担」
中世後期から17世紀中頃まで、ヨーロッパ諸国は傭兵を雇って戦争を行い、戦争が終わると傭兵を解雇した。解雇された傭兵は次の仕事が見つかるまで各地を回遊し、略奪を働いた。17世紀中頃から各国が常備軍を創設するようになると、傭兵は常備軍に吸収され、回遊と略奪は減少していった。本報告では、解雇された傭兵が回遊、略奪していたことの意味を財政的な観点から考察し、さらに回遊の減少が社会の負担をどのように変化させたかを、物理的強制の独占に関する経済理論を用いて論じる。
プログラム / Schedule
14:00~14:10 開会挨拶
14:10~15:10 講演 (河野 淳)
15:10~15:30 休憩
15:30~17:30 討論
司 会 / Moderator
谷口 眞子(早稲田大学 教授)
対 象 / Prospected Audience
大学院生・教職員・一般
主 催 / Organizer
早稲田大学 高等研究所
共 催/ Co-organizer
「軍隊と社会の歴史」研究会
科学研究費基盤研究(A)「19世紀を中心とした軍事的学知をめぐる人と書物の交錯」
申込み / Registration
事前申込み不要です。直接会場にお越しください。