高等研究所セミナーシリーズ 【新しい世界史像の可能性】 公開講演会:
「近世イタリア君主国の常備軍と軍政システム―16世紀フェッラーラ公国の事例から」(7/20)
講演者 / Speaker
白幡 俊輔 (京都造形芸術大学 非常勤講師)
日 時 / Date & Time
2019年7月20日(土)14:00~17:30
会 場 / Venue
主 旨 / Outline
「近世イタリア君主国の常備軍と軍政システム―16世紀フェッラーラ公国の事例から」
イタリア半島を舞台に、フランス・ヴァロア家とスペイン・ハプスブルク家が衝突したイタリア戦争(1494~1552年)では、同時期に起こった火薬兵器の普及・発達により、兵器のみならず戦術や軍事制度にも大きな変化が現れた。こうした変化は、同時に国家の統治システムや経済制度にも変革をもたらしたとされる(いわゆる「軍事革命」論 )。本発表では、北イタリアの君主国フェッラーラ公国が、イタリア戦争中に作成した行政文書を手掛かりに、当時の常備軍制や軍事行政制度を分析し、「軍事革命」論とも関連させながら君主制の発達や中央集権化について考察する。
プログラム / Schedule
14:00~14:10 開会挨拶
14:10~15:10 講演 (白幡 俊輔)
15:10~15:30 休憩
15:30~16:00 コメント (斉藤 恵太)
16:00~17:30 討論
コメンテーター / Commentator
斉藤 恵太 (京都教育大学 准教授)
司 会 / Moderator
谷口 眞子(早稲田大学 教授)
対 象 / Prospected Audience
大学院生・教職員・一般
主 催 / Organizer
早稲田大学 高等研究所
共 催/ Co-organizer
「軍隊と社会の歴史」研究会
科学研究費基盤研究(A)「19世紀を中心とした軍事的学知をめぐる人と書物の交錯」
申込み / Registration
事前申込み不要です。直接会場にお越しください。