WIAS Seminar 「古代エジプト文明:建築のデザイン理論エジプト人は建築をどのようにデザインしたのか?」 (11/17)
講演者 Speaker |
Yoshifumi Yasuoka (JSPS 特別研究員 SPD・Tokyo University) *Profile: Please see the poster. Moderator: Masahiro Baba (Waseda University) |
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日 時 Date & Time |
Thursday, 17 November 2016, 18:15 ~ 20:00 |
会 場 Venue |
Rm. 208 , Building #31, Waseda University ![]() |
主 旨 Outline |
この度の講演では、エジプト人が建築をどのようにデザインしたのかという問題について、これまでの研究と現在私が行っている研究を中心にお話しします。エジプト建築の設計理論やプロポーションに関する研究は、8:5という黄金比の近似値とみなせるプロポーションの存在を主張したアレキサンダー・バダウィの研究がよく知られています。しかし1990年代以降、彼の理論に対して、バリー・ケンプやその同僚、弟子たちによって批判が加えられてきており、今日では否定的な意見が支配的である一方で、代替できる説がなく研究は停滞気味です。そこで、現在私が行っている研究では視点を変え、従来の建築遺構の実測値の分析ではなく、古代エジプト人たちが作った建築の模型、図面、あるいはエジプト建築に関する記述など(総称として建築関連資料と呼んでいます)に着目し、これらの史料からエジプト人の設計方法を見極めようとしています。このため現在、世界の博物館が収蔵する建築関連資料を写真測量技術を用いて調査しており、この講演では、その概要をご紹介いたします。 |
対 象 Prospected Audience |
Faculty and staff members of a university, grad students, the general publics |
ポスター Poster |
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申込み Registration |
Advance reservations not required. |