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自閉スペクトラム症国際シンポジウム(2022/2/27)

自閉スペクトラム症国際シンポジウム(2022/2/27)

近年、自閉スペクトラム症の研究が進展し、将来的に医療を見据えた生物学的研究も展開されている。一方で、医学的な手法だけでは社会生活での課題の全ては解決できず、社会モデルやニューロダイバーシティーなどのテーマで自閉スペクトラム症の方がよりよく暮らせる社会の必要性が指摘されている。2020年に6ヶ国の研究チームよりなるU21 Autism Research Networkが構築され、文化社会的背景が大きく異なる自閉スペクトラム症の方を対象とした研究プロジェクトを開始した。早稲田大学はU21 Autism Research Networkの日本拠点を担っている。そこで、日英の自閉スペクトラム症研究・臨床に関する情報交換を行うため、国際シンポジウムを開催する。本シンポジウムでは、①医師から日本における発達障害臨床、②心理学・神経科学研究者からコミュニケーションに寄与する感覚や運動の違い、③社会学や国際比較研究から集団や社会からとらえる自閉スペクトラム症について紹介する。さらに、④当事者や支援者という立場でどのように科学的知見を利用できるか、今後に向けた研究に対する希望について議論する。

日 時:

2022年2月27日(日)10:30~17:30

会 場

小野記念講堂/Zoomによるオンライン配信
※本イベントの有観客開催につきましては新型コロナウィルスの感染拡大状況に鑑み約1週間前に判断予定です。
※来場希望の申込締切:2022年2月18日(金)17:00
※オンライン参加の申込締切:2022年2月25日(金)12:00
※来場希望申し込みの方は先着順とさせていただきます。また、現地観覧の可否については2022年2月21日にご連絡します。
※現地観覧の詳細は2/21に申込メールアドレスに送付予定です。
※オンライン視聴リンクは開催前日に申込メールアドレスに送付予定です。

申込み

事前登録制 お申し込みはこちらから

対 象

大学教員・学部生・大学院生・研究者、心理機関関係者、一般

言 語

日本語(一部英語)※同時通訳あり

企画

岡本悠子(早稲田大学高等研究所・講師)
高橋徹(早稲田大学人間科学学術院・助教)
大須理英子(早稲田大学人間科学学術院・教授)

主 催

早稲田大学 高等研究所

共 催

早稲田大学 人間総合研究センター
スーパーグローバル大学創成支援「Waseda Ocean構想」

プログラム

10:30-10:40 開会挨拶

10:40-11:20 教育講演1: 日本の神経発達症臨床
小枝達也 (国立成育医療研究センター・副院長)

11:20-12:50 パネルディスカッション1: 感覚運動と社会性の連続性
司会・パネリスト
岡本悠子
パネリスト
北田亮(神戸大学・准教授)
栗原勇人(早稲田大学人間科学部・大学院生)
和田真(国立障害者リハビリテーションセンター・室長)

12:50-14:10 休憩

14:10-14:50 教育講演2: Action and social cognition in autism spectrum conditions
Jennifer L. Cook (バーミンガム大学・PI)

14:50-16:20 パネルディスカッション2: 自閉スペクトラム症と社会
近年、障害の社会モデルという言葉が徐々に広まりつつあり、学術的にも障害に対するスティグマなどの研究もはじまっている。一方で、自閉スペクトラム症の主眼となっているコミュニケーションを人の集団という視点で社会的にとらえることは難しく、定型発達と自閉スペクトラム症の方の関係性に対する責任の所在が議論の中心になることが多いと考えられる。本パネルでは、Sophie Sowden氏に自閉スペクトラム症の国際比較研究への挑戦、竹中均氏に家族という集団の中での神経発達症に関する社会学的な考察、大島郁葉氏にASD者の社会的カモフラージュとメンタルヘルスの関係性の国際比較、管思清氏に自閉スペクトラム症の特性を持つ方の生活の質について講演をいただく。実験心理学、社会学、臨床心理学と異なる立場の方々に討論いただきながら、人の集団としての形態・機能や価値観や信念などを含む文化など、少し広い視点で自閉スペクトラム症と社会を考察する。
司会
高橋徹(早稲田大学人間科学部・助教)
パネリスト
大島郁葉(千葉大学・講師)
管思清(早稲田大学人間科学部・大学院生)
竹中均(早稲田大学文学部・教授)
Sophie Sowden(バーミンガム大学・講師)

16:20-16:35 休憩

16:35-17:20 パネルディスカッション3: 自閉スペクトラム症の理解とは?
「自閉スペクトラム症を理解する」という言葉は支援や啓発の場で良く用いられるとともに、自閉スペクトラム症をテーマとしたさまざまな学問分野も理解をひとつの目的としている。しかし、理解と言って思い浮かべるものは分野・職種によって大きく異なりる。それぞれの立場で考える「自閉スペクトラム症の理解」について紹介するとともに、科学的知見をどのように支援や生活につなげることができるか議論する。
パネリスト
村中直人(一般社団法人子ども・青少年育成支援協会・共同代表)
高田直樹(早稲田大学人間科学部・卒業生)
Bianca Schuster(早稲田大学・JSPS特別研究員)

17:20-17:30 閉会挨拶

Dates
  • 0227

    SUN
    2022

Place

Online / ZOOM

Tags
Posted

Tue, 21 Dec 2021

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