高等研究所セミナーシリーズ
【人文学の再措定とその未来】講演会:
「デジタル人文学の日本語学的な現在地点とこれから」(10/17)
趣旨
言葉を蓄積し整理するという原初的な姿である辞典類、検索をしやすくする索引類など、ことばの学問はデータをどう扱うかというかという技術や発想と密接な形で発展を遂げてきた。その伝統的な方法論の延長上に、こんにち日本語学で導入されつつあるコーパス、統計的処理、そしてAIによる分析・活用の手法がある。
本シンポジウムは先進的なデジタル人文学の手法で日本語学領域を切り開く3人の研究者をお招きし、その現在地点をご紹介いただきながら日本語学と人文科学の将来を考える。
登壇者
近藤 泰弘(青山学院大学 名誉教授、日本語学会理事)
大川 孔明(愛知県立大学 日本文化学部)
坂井 美日(鹿児島大学 共通教育センター)
日 時
2026年10月17日(土)14:00~17:20
会場
早稲田大学 戸山キャンパス33号館3階 331教室
プログラム
14:00~14:10 開会挨拶と主旨説明
14:10~14:50 近藤 泰弘
「50年目の「電子計算機で国語学を」——デジタル日本語学の来し方行く末」
コンピュータによる日本語研究が本格化してから、すでに50年。その間の発展と蓄積によって、どのような達成があったのか、また、これからのAI時代にどのようなことが可能になるのかについて、身近な研究対象を題材にその進化を確認していきたい。
14:55~15:35 大川 孔明
「日本語の文体を「測る」ということ」
古典語の語彙や文体は、データからどのように見えてくるのか。コーパスと計量的手法を用いた研究事例を取り上げ、データへの向き合い方、得られた数値の読み解き方を、研究を始める手がかりとともに紹介する。
15:40~16:20 坂井美日
「方言AIの現在地とこれから」
生成AIは少数言語・方言を話せるようになるのか。鹿児島方言を事例に、文法書・辞書・例文の投入による生成精度の向上と現状の問題点を報告し、日本語学の知がAI時代に果たす役割と課題を考えたい。
16:20~16:40 休憩
16:40~17:15 ディスカッション
17:15~17:20 閉会挨拶
対 象
学部生、大学院生、教員、研究者、一般
主 催
早稲田大学 高等研究所
企画:加藤 大鶴(文学学術院 教授)、澤崎 文(文学学術院 准教授)
共 催
早稲田大学日本語学会
早稲田大学総合人文科学研究センター「デジタル人文学の理論と実践」
申込み
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