笑いの検閲――禁演落語・国策落語から考える戦時下日本の文化統制
戦時下に軍部の圧力下で封印された禁演落語、他方で時局に合わせて創作された軍国的な内容の国策落語は、その歴史的背景ゆえに、現代の通常の寄席や落語の録音物で取り上げられる機会が限られています。今回お招きする立川談之助氏は、禁演とされた53演目すべてを上演する企画として「禁演落語を聞く会」を定期的に催すなど、落語に対する権力的な文化統制の歴史を伝える活動に長年取り組まれてきました。本企画では、貴重な実演に加え、演者の立場から表現規制の手法について聞かせていただき、検閲やプロパガンダが戦時下日本の演芸界にどのような影響を及ぼしたのかに迫ります。
なお、本企画は上演会場の都合により、当日の会場での参加は学内者限定となります。学外者に向けては、後日アーカイヴ映像を配信いたします。
講演者
立川談之助(落語立川流 真打)
日 時
2022年6月16日(木)17:00-18:30
会 場
大隈小講堂
申し込み方法
事前登録制
申込はこちらから
※会場の利用規則上、当日の会場参加は学内者のみとなります。当日の登録・来場も可能です。
※後日アーカイブ配信視聴希望の方も以下よりお申し込みください。公開次第お知らせいたします。
対 象
学部生・大学院生・教職員
企画
主 催
早稲田大学 高等研究所
協力
早稲田大学 落語研究会