Waseda Weekly早稲田ウィークリー

大学フル活用

【大学で働く学生】政経3年 松原健太郎「異文化への入り口を提供できたら」

「学生参画・スチューデント・ジョブ」スタッフの横顔

ICC(異文化交流センター)学生スタッフリーダー 政治経済学部 3年 松原 健太郎(まつばら・けんたろう)

大学で重要な役割を担っている、キャンパスで学び、働く学生たち。実際の「学生参画・スチューデント・ジョブ(※1)」にはどのような学生が、どのようなスケジュールで携わっているのか、彼らの横顔を紹介します。今回は政治経済学部に所属し、ICC(異文化交流センター)の学生スタッフリーダーとして働く松原健太郎さんです。異文化交流をけん引するリーダーとして挑戦し続ける松原さんの日常を紹介します。

※1)寮生活する学生を支援する「RA(レジデント・アシスタント)」や、「キャンパスツアーガイド」として、大隈記念講堂など大学の各施設を紹介する学生の他、講義が行われている教室では、障がい学生支援室の有償ボランティアが目や耳が不自由な学生のために教科書代読・ノートテイクなどのサービスを提供しています。科目登録など新入生の大学生活をさまざまな面でサポートする「こうはい ナビ」スタッフ、海外留学を希望している学生の相談に乗る学生留学アドバイザーなどがあります。

Q. スチューデント・ジョブにはいつから関わるようになりましたか?

大学1年次の秋(2017年10月)からICC(異文化交流センター)の学生スタッフリーダーの一員として活動を始めました。

Q. スチューデント・ジョブを始めたきっかけは何ですか?

早稲田大学高等学院在学時に生物の研究活動を通して国際交流を行っていた際にICCの活動を知り、大学入学後に参加したいと思っていました。

入学してから実際Language Culture Exchangeやイベントに参加しましたが、ICC学生スタッフリーダーを志望する大きなきっかけとなったのは、早稲田キャンパスの食堂で偶然留学生を案内したことでした。言語が通じないことから、食堂の利用方法が分からずに一人で困っている留学生に声を掛け、昼食も共にしました。その際に、国際化が進む早稲田においてもまだ改善点があり、学生の視点から気付いた点や企画したい内容を出し合うことで、より良い環境を作り上げられるのではないかと感じました。

このような経験から、国籍や価値観の異なる学生同士がどのようにして居心地良く成長できる環境を作り上げていくことができるのか関心を持ち、今までの経験の中で培ってきた、柔軟な発想力や協調性、積極性を生かしてICCの活動にコミットしたいと思ったため、学生スタッフリーダーに挑戦しました。

Q. スチューデント・ジョブではどんな仕事をしていますか?

ICC紹介のオリエンテーションにて

ICCでは、学内の異文化交流を促進するために学生スタッフリーダーが主体となり、さまざまなイベント・プログラムの企画・運営をしています。気軽に参加できるカフェ・ランチイベントやトークセッション、カントリーフェスタや泊まりがけのフィールドトリップなど、イベントはバラエティー豊かです。

また、海外の大学や学生間での交流に加えて、地域や一般、教職員などとの幅広い交流の機会も設けており、2017年度は約250のイベントを実施し、合計で18,000人以上の方にご参加いただきました。

私は今までに、東京医科歯科大学との英語ディスカッションイベントやタッチ・ラグビーイベント、イラク駐在のJICA(独立行政法人 国際協力機構)職員によるトークセッションを企画し実現してきました。

ICCの学生スタッフは、国籍や宗教、研究分野が異なる学部1年生から大学院博士課程までの熱意ある学生で構成され、それぞれの視点で毎学期新たな企画を生み出しています。ICCで文化や価値観の異なる仲間と協働することは有益で、私自身成長の場となっていることを日々実感しています。

東京医科歯科大との英語ディスカッションイベント(前列左から2人目が松原さん)

Q. SPEC(※2)やスチューデント・ジョブに参加するようになって感じたことを教えてください。

※2) SPEC :Student Participation Encouragement Committee(日本語名称:学生参画運営委員会)。スチューデント・ジョブなどに携わる学生たちによる、大学改革のための学生参画活動を推進する委員会。

私は2018年秋学期から学生参画運営委員となり、SPEC全体会議やガイダンスの登壇者として活動に参加させていただきました。委員会の活動に身を置く中で、私自身も正直あまり知らなかったスチューデント・ジョブの活動や大学の制度を知り、学生にとって活用できる環境がたくさんあることを知ることができました。大学の協力の下、さまざまな活動の切り口や価値観の違いはあれど、各団体が早稲田大学をより良いコミュニティーにするという一つの目標に向けて協働することがこの活動の面白さであり、やりがいを感じるようになりました。

Q. 学業とスチューデント・ジョブ、サークル活動など、複数のことを両立させるために、どのような工夫をされていますか?

常に先のことを見据えて行動をすることを心掛けています。必修科目が多いため、学部の授業やICCの業務で忙しくなることもありますが、スケジュール管理や、やるべきことをリストに書き出すなど日々工夫を行い、両立しています。

一方、ICCの業務においては、国内外のゲストの方や国際機関、企業の方と連絡を取り合うことも多く、不測の事態が発生することもあります。先日のイベントの際はゲストがイラクにいたため、バグダットと東京間の時差やゲストのスケジュールを考慮して企画を進めることもありました。ただし、スチューデント・ジョブは学内で勤務ができ、空きコマや授業終わりにシフトに入ることができるため、時間の有効活用ができる環境にあると思います。

ICC学生スタッフリーダーのメンバーと(左端が松原さん)

Q. SPECやスチューデント・ジョブについて、足りない部分、大学側に提言したい部分はどのようなことでしょうか。

学内にある各箇所・団体同士の連携体制を強化すること、またその活動の発信が今後の課題だと感じています。2017年4月にICCとGSセンターおよび障がい学生支援室の3オフィスを統合したスチューデントダイバーシティセンターが開設され、共同のイベントを企画・運営したり、広報活動の協力体制を築いてきたりしましたが、まだまだ連携、発信力を高める余地はあると思います。

今後SPECの活動などを通じても、各学内団体や組織との連携を深め、積極的に発信することで、学生が活動をより身近に感じ、活用できる環境を作り上げることができると思います。

Q. 今後の抱負や、チャレンジしようと思っていることを聞かせてください。

早稲田における異文化交流をけん引するリーダーとして、異文化理解への考えを深める機会をどんどん打ち出したいです。特に私が興味のある分野である国際協力に関係するイベントの実施にもより力を入れようと考えています。

また、どんなに些細(ささい)なことでも、留学生や学外の方を含む参加者が何か一つでも行動に移そうと思うようなモチベーションにつながるイベントやプロジェクトを企画することが、直近の目標です。これからも、参加者の皆さんが自分の興味・関心の幅や世界観を広げるような異文化への「入り口」となる体験を提供できたらいいなと思っています。

さらに、ICC以外においても学内外のプログラムを通して研究など、自分の知的好奇心をより深く追及できたらと考えています。昨年の夏休みにはWAVOCの学内プログラムを利用して2週間ブータンでホームステイをしながら、環境団体や政府機関でフィールドワークを行いました。現場で生の情報を収集し、多様な考えを理解するために、このようなプログラムをこれからも積極的に活用したいです。

ブータンのフィールドワークで訪れた小学校

 授業期間中の1週間の過ごし方

 

【SPEC活動紹介】

12/3 「ワセ会議2018~考えよう 校舎・図書館・セミナーハウス~」

学生参画活動を通じ大学改革へ SPEC、オープンキャンパスで初企画

「ストレスバスター」で試験勉強のストレスを吹き飛ばしました

 

 

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