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「コロナ禍でも演者が輝くステージを」 放研が振り返るオンライン早稲田祭

2020年11月7日・8日に行われた「早稲田祭2020」は早稲田祭史上初のオンライン開催となりました。約300もの企画を実施し、総再生回数は約35万回を数えるなど、大成功のうちに幕を閉じましたが、その開催を「早稲田祭2020」運営スタッフと共に陰で支えていたのが放送研究会(公認サークル)です。そんな放送研究会で今回「早稲田祭2020」統括を担当した政治経済学部3年の進藤裕介さんに、オンライン早稲田祭開催までの裏側や早稲田祭をやり遂げた今の思いを寄稿してもらいました。

私たちの世代は「不運」ではあるが「不幸」ではない

公認サークル「放送研究会」元副代表・「早稲田祭2020」統括
政治経済学部 3年 進藤 裕介(しんとう・ゆうすけ)

2020年11月7日・8日に行われた、早稲田祭史上初、完全オンライン開催の「早稲田祭2020」。私たち放送研究会は、例年と同様、協力団体として参加し、メインアリーナ(早稲田アリーナ)、10号館109教室、小野梓記念講堂、学生会館B201の4つのステージでの舞台演出(映像・音響・照明)、企画進行、配信を担当しました。

そもそも完全オンライン開催といっても、全ての早稲田祭関係者が自宅から早稲田祭に参加するわけではありません。出演団体、「早稲田祭2020」運営スタッフ、放送研究会ら演者と裏方のみキャンパスに集まり無観客でのステージを創り上げ、その様子を全世界にリアルタイムで配信する。それが今回の完全オンライン開催の実態です。

メインアリーナのステージ設営の様子

オンラインでの開催が決まった当初、正直私自身、現実を素直に受け止めることはできませんでした。前年度は大隈記念講堂改修工事の影響で大隈講堂前ステージが建てられず、「今回こそは」と意気込んでいたことも大きかったです。しかし、コロナ禍で次々に延期や中止に追い込まれるサークル単独公演やステージなどを目の当たりにし、どのような形態であれ、まずは早稲田祭を開催できることに感謝すること、そしてオンラインになったとしても自分たちのやることは変わらないということを再認識しました。演者がより輝くステージを創るため、そして終わった後に演者、裏方含め全員が「今回の早稲田祭は史上最高だった」と胸を張って言えるように、統括として会員をまとめ上げ、放送研究会一丸となって尽力しようと決意しました。

本番当日に影響が出ないよう、事前に入念な機材チェックを行いました

どのステージもさまざまな困難がありましたが、中でも今回の会場で最も規模が大きいメインアリーナは苦難の連続でした。ソーシャルディスタンスや演技スペースの関係から、教室内では大規模ステージを確保することが難しく、最終的には、例年は著名アーティストを呼んで行う大規模ライブ会場として主に使用していた早稲田アリーナをメインアリーナとして使用することになりました。しかし、アリーナで学生が本格的にパフォーマンス、舞台演出を行うのは早稲田祭としては初めてということもあり、手探り状態の日々が続きました。下見や業者の方との話し合いを繰り返し、時にはさまざまな規制にも苦しみつつ、そうした試行錯誤を重ねた上に出来上がったのが、Ending Festivalも行われたアリーナステージです。例年の大隈講堂前ステージには敵わないものの、今の環境下で自分たちが作れる最高のステージを創り上げることができたと自負しております。

メインアリーナで行われたEnding Festival

最後に、よく私たちの世代は「かわいそうだ」「悲劇の世代だ」と言われます。これには賛否両論ありますが、私は確かにその通りだと思います。コロナの影響で半年もの間サークル活動が思うようにできず、例年通りの新歓活動やイベント公演もできませんでした。毎日のように会っていた友人とは画面越しでしか会えない日々が続きました。「なぜ私たちが?」「この半年はなんだったの?」と、私を含め、そんなやるせない思いを抱えている人が多くいたかと思います。率直に、不運な世代であることは間違いないです。

ですが、「不運」ではあっても「不幸」ではないと思います。練習ひとつ会議ひとつ行うにしても多くの制限が伴う中で、私たちは諦めず足掻(あが)き続けました。置かれた環境下で何ができるかを必死に考え、イベント公演や「早稲田祭2020」実現のために努力を続けました。

そのような、仲間と共に本気で努力し続けた時間は、決して不幸と言われるものではなかったはずです。むしろ、未曽有(みぞう)の時代においても当たり前の日々を取り戻すために奮闘した私たちは、間違いなく過去のどの世代よりも輝いていた。放送研究会の統括としてステージ実現のために仲間と足掻き、また裏方として、同じように足掻く数多くの団体をそばで支えてきた私は、そう確信しています。

「早稲田祭2020」を通じて一人でも多くの人に、早稲田祭の感動や情熱を届けることができていれば、そして私たちの想いがこのコロナ禍で重苦しくなっている世の中を明るくする一助となったとすれば、放送研究会としてこの上なくうれしいです。

早稲田大学放送研究会Twitter:@whknetnow

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