8月29日(月)から、早稲田ウィークリーでは特別企画として、「早稲田ウィークリー早大生フォトコンテスト」を開催します。「私のキャンパスライフ」を写真に収め、InstagramまたはMyWasedaに投稿する企画で、現役早大生であれば誰でも参加可能。投稿された写真で構成された記事を11月上旬に公開予定です。さらに、プロカメラマンなど、写真に精通する方々を招いて審査を実施し、優秀な作品は記事内で講評します。受賞者には豪華賞品をプレゼント予定です。
また今回、早大出身のプロカメラマンが伝授する「写真撮影のコツ」も掲載。撮影テクニックを生かした本格的な一枚から、ふとしたときに撮った何気ない一枚まで、「私のキャンパスライフ」を表す写真なら何でも大歓迎。早稲田ウィークリーを通じて、多くの早大生にあなたの作品を共有してみませんか? 皆さんのご参加をお待ちしています!
※投稿募集は終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。
詩歩(しほ)
(『死ぬまでに行きたい! 世界の絶景』著者、2012年人間科学部卒業)
佐藤 洋一(さとう・よういち)
(社会科学総合学術院教授、空間映像ゼミナール)
イノウエ
(写真家、教育学部4年)
※投稿募集は終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。
6点
詩歩氏、佐藤洋一教授、イノウエ氏、『早稲田ウィークリー』協力カメラマン(3名)がそれぞれ選出
・『早稲田ウィークリー』記事内で講評(11月上旬公開予定)
・FUJIFILM"チェキ"「Instax mini 11」+専用フィルム4パック(10枚入り)、またはFUJICOLOR PREMIUM PRINT(銀写真プリント)平滑パネル
※受賞時にどちらか選択可能です。
※投稿募集は終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。
作品のテーマ | 「私の キャンパスライフ」 |
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応募資格 | 早稲田大学学生 ただし、2022年11月9日時点で学部・研究科に在籍する 正規生に限る |
応募受付期間 | 2022年 8月29日(月)〜 9月30日(金) |
応募方法は2種類あります
※投稿募集は終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。
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→Instagramはこちら
ハッシュタグ「#早大フォトコン2022」を付け、本文にタイトル、撮影場所を記載(ハッシュタグでも可)して写真を投稿
MyWasedaから応募フォームにアクセス
→応募フォームはこちら
投稿作品を添付(ファイルサイズ上限:30MB)し、必要項目を記入
※受賞候補者には、10月11日(火)にご連絡予定です。
※応募の際は、必ず「作品規定・注意事項」を確認するようお願いします。受賞連絡時の手続き方法なども掲載しています。
「投稿してみたいけれど、納得できる写真が撮れない」「いつも同じような写真ばかり撮ってしまう」など、投稿へのハードルが高いと感じている人もいるかもしれません。そこで今回、審査員の一人でプロカメラマンの小泉賢一郎さん(2000年政治経済学部卒業)からすてきな写真を撮るコツを教えてもらいました。スマートフォンで応用できるテクニックもいくつかご紹介します!
2000年政治経済学部卒業。撮影スタジオ勤務と個人アシスタントを経て、フリーランスへ。『早稲田ウィークリー』の他、『早稲田学報』『CAMPUS NOW』など、早稲田大学関係の広報媒体での撮影多数。
Q1. ポイントが分からずに被写体全体を撮ってしまい、写真のバランスが悪くなってしまいます。
A. まずは主役を決め、それを中心に構図を考えましょう。
物や人が多く、背景もゴチャゴチャとしている場合、最も撮りたい“主役”を決めて主役が際立つ構図を考えることが重要です。分かりやすいのが「日の丸構図」。主役を写真の中央に配置する方法で、主役が真っ先に視界に飛び込みます。
また、「日の丸構図」ではあまりに主役が目立ちすぎるという場合には、「三分割構図」もおすすめです。この方法では、補助線を引くように写真を縦・横に三分割し、主役を線の交点や線上に配置します。そうすると余韻が生じ、安定感のあるおしゃれな仕上がりに。カメラによってはプレビュー画面に補助線を引いてくれる機能もあるので、活用してみてください。
何が撮りたいのかが分かりにくい
日の丸構図。ジュースが主役であることが一目瞭然
三分割構図。ジュースを主役にしつつ、バランスが良い写真に
もし本格的なカメラを持っているなら、より主役を際立たせるために、望遠レンズを活用するのも良いでしょう。デフォルトの広角レンズでは背景が広く映り込み、主役に目が行きにくくなるからです。同じ構図でも望遠レンズを使うことで、この問題を解消できます。
広角レンズの場合。背景が広く映り込み、主役が分かりにくい
望遠レンズの場合。背景が限定されるため、主役が際立つ
Q2. どことなく平凡な写真になり、雰囲気が出せません。
A. 光をうまく使ってみましょう。
スマホでも、光の向きを考えながら撮影すると、比較的簡単に良い雰囲気の写真が撮れます。被写体に対して前から当たる光を「順光」、後ろから当たる光を「逆光」といいますが、逆光で撮影すると良い雰囲気になることが多いです。しかし、順光に比べると明るさの調整が難しいため、撮影場所を変えてみるなどの工夫が必要になります。
もし本格的なカメラを持っているなら、オート機能に頼らず、マニュアル操作に挑戦してみましょう。カメラは元々、逆光の場面での明るさ調節が苦手です。カメラに備わっている明るさの調整機能は、主に「絞り値(F値)」「シャッタースピード」「ISO感度」の三つ。何枚も撮影しながらこれらを調整していくことで、理想の雰囲気で撮影できます。
オートで撮影した場合①。この時は空の明るさが基準となり、背景である空はくっきりと映るが、逆光のため主役の大隈記念講堂が影になってしまう
オートで撮影した場合②。この時は、大隈記念講堂の明るさが基準となり、大隈記念講堂がはっきりと映っているものの、背景の空を表現できていない。オート撮影の場合に起こりがちなケース
マニュアルで、「絞り値」と「シャッタースピード」と 「ISO感度」を調節して撮影。この場合、晴天で、シャッタースピードが十分に速かったので、シャッタースピードを遅くして空と大隈記念講堂の明るさのバランスを取った
最近のスマホは、明るさを自動で調整してくれることが多く、オート機能で撮影しても雰囲気の良い写真を撮れることが多いですが、もう一工夫してみましょう。例えば、画面をタッチして被写体にピントを合わせたり、全体の明るさを微調整したりと一手間加えることで、よりすてきな写真を撮影できます。
Q3. 動いている物を撮影する際、写真がぶれてしまい、うまく撮れません。
A.「シャッタースピード」を調整するなど、さまざまなテクニックがあります。
動いているものをぶれないように撮りたい場合は、カメラの「シャッタースピード」を速くします。逆に、動きを出したい場合は、「シャッタースピード」を遅くすることで残像を写すことができます。
「シャッタースピード」を速くすると、被写体が止まっているように写る
「シャッタースピード」を遅くすると、被写体の動きを伝えられる
また、撮影する瞬間にカメラを被写体の動きと同じ向きに動かすと、被写体は止まり、背景は流れている写真が撮れます。これはスマホでも実践しやすいテクニックかもしれません。
撮影時、歩いている方向と同じ方向にカメラを動かすと、背景を動かせる
もともと背景が動いている場合(この写真では反対車線の車両)でも有効
<上級アドバイス>
ワンランク上のテクニック~絞り、シャッタースピード、ISO感度とは?
撮影に慣れてくると「背景をぼかしたい」「被写体の動きを出したい」など、さまざまな写真を撮りたくなるかもしれません。そんな理想の一枚を撮る上で重要なのが、「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」の設定です。それぞれの特徴を押さえておきましょう。
【絞り値(F値)】
カメラのレンズから入る光の量を調整する部分のことを絞りという。その光量を数値化したものは「絞り値(F値)」と呼ばれる。
→集合写真など全体にピントを合わせたいなら、F値を大きく、まわりがぼける写真を撮りたければF値を小さくすると良いでしょう。
【シャッタースピード】
シャッターが開いている時間のこと。
→動いている被写体を止めて撮りたければシャッタースピードを速く、被写体の動きを表したければシャッタースピードを遅くすると良いでしょう。ただし遅くしすぎると、手ぶれが生じやすくなってしまいます。
【ISO感度】
レンズから入る光をカメラ内でどのくらい増幅させるかの指標のこと。
→暗い場所での撮影ではISO感度を上げることで、ぶれずに写真を撮りやすくなります。ただし数値を大きくするほど写真にざらつきが表れます。
写真は本来自由なもの。正解はありません。ただし、自分が思い描いた写真に近づけたい場合は、今回ご紹介したテクニックが役立つはずです。特にマニュアル撮影は、オリジナリティーを出すための第一歩。難しそうに見えますが、実際に操作してみると意外と簡単ですよ。ぜひいろいろと試してみながら、自分だけの一枚を撮ってください。たくさんの写真のご応募、お待ちしています!
※投稿募集は終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。
取材・文
相澤優太(2010年第一文学部卒)
撮影
小泉賢一郎(2000年政治経済学部卒)
編集
株式会社KWC
デザイン・コーディング
株式会社shiftkey