Waseda Weekly早稲田ウィークリー

キャリアコンパス

~早稲田からイタリアへ~美食の街ボローニャで第二外国語留学

イタリアはどこに行っても世界遺産!

文学部 5年 藤村 なほ(ふじむら・なほ)

私は2016年8月から2017年7月まで、イタリアのボローニャ大学に留学しました。ボローニャは北イタリアの内陸に位置し、美食の街として知られています。ボローニャ大学は世界最古の大学で、その起源はなんと1088年までさかのぼります。

※大学の定義はさまざまあるが、西洋近代型の総合大学として現存する一番古い大学

留学については、高校生のころからぼんやりと考えていました。中高一貫の厳しい女子校に通っていたのですが、私にとっては毎日が退屈で、もっと外の世界を見たいという思いが強かったからかもしれません。大学入学後もその思いは残っており、2年次に長期留学を決意しました。行き先にイタリアを選んだ理由は大きく2つあります。1つ目は、入学後から第二外国語として学んできたイタリア語の勉強が苦にならず楽しかったこと、2つ目は昔からイタリアの芸術や文化に関心があったことです。

(写真左)高台から見下ろしたボローニャの街並み。赤レンガで統一された歴史地区です
(写真右)ボローニャの近くにあるDozzaという小さな街に日帰り旅行。壁にペイントが施され、街そのものがアートのよう

ボローニャ大学では主に文学系の授業を選択し、イタリア文学のみならず、日本文学がイタリアでどのように捉えられているのかについても学びました。日本の大学は履修登録者数に対し余裕のあるサイズの教室を割り振ってくれますが、イタリアはそうではありません。学生数に対して机と椅子の数が足りず、地べたに座って授業を受けている学生もたくさんいました。その状況を見ても先生は何も言わないので、文化の違いに少し驚くことも…。また、先生が大幅に遅刻して授業に来ることもよくありましたが、事務所は気に留めず学生ものんびり待っているので、おおらかと言うか適当と言うか、さすがイタリア人だなあと感じました。

学業以外では、よくイタリア国内を旅行しました。イタリア人のリアルな生活を見たかったので、積極的に現地の人と話したり、各地の郷土料理を食べてみたりしました。現地の人もイタリア語を使うと、「あなた話せるの?」と喜んでくれましたが、留学生同士の会話では英語を使うことが多く、そちらの方が苦労することもありました。

各国からの留学生とピザを食べに行きました。英語の大切さを痛感しました(笑)

この留学を通して、イタリアのことを少しは知れたかなと思っています。特に、陽気・お気楽な部分だけでなく、イタリア社会の抱える問題を垣間見ることができたのは勉強になりました。それと同時に、さらに深いところを見たかったという後悔も少し残っています。

また、「私」の価値観や考え方は、想像以上に自分を取り囲む環境の影響を受けて形成されてきたものなのだと感じました。異なるバックグラウンドを持つ他者に出会ったとき、私たちは時として身構えてしまうことがあります。自分と共通点を持つ人と一緒にいた方が心地いいからです。けれども、もしもっと広い世界を見てその中で生きてみたいと思うならば、そこを飛び越えなければならないと思いました。“Leap before you look”というW.H.オーデンの詩がありますが、まさにそのイメージです。

友人宅にて、おばあちゃんにパスタ作りを習いました。とても難しかったです

最後に、早稲田大学の留学制度は非常に充実しており、たくさんの機会が用意されています。どんな国・地域に行こうと、必ずそこで多くの学びを得られるはずです。もし留学に関心を持っている方がいたら、ぜひチャレンジしてみてください!

イタリアに行って驚いたこと

この写真は南部プーリア州のアルベロベッロです。イタリアは世界で一番世界遺産登録数が多い国。どこに行っても世界遺産があると言っても過言ではなく、文化の豊かさには驚きました。観光地でイタリア人に「これ世界遺産でしょう!?」と興奮気味に話し掛けても「え、そうなの? もはやイタリア人は気にしてないよ、あはは」と軽く鼻で笑われることもありました。

イタリア・ボローニャはこんなところ

ミラノ・ベネチア・フィレンツェのちょうど中間に位置する、イタリア第7の都市。首都ローマとミラノを結ぶ鉄道や高速道路をはじめ、イタリア各地を結ぶ交通の要所としても発展。また、ボロネーゼソースの発祥としても知られるなど、イタリア屈指の美食都市としても有名。日本からの直行便はなく、ヨーロッパ内または中東で乗り継ぎが必要。ミラノから電車で約1時間15分、フィレンツェから約35分、ローマから約2時間。

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