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【社会人基礎力講座②】 卒業してからじゃ遅い!? 人間力は大学で身に着けよう

「社会人基礎力」の磨き方 ~学生時代にできること~

>>社会人基礎力講座①はこちら

社会人としての基礎的な力とは、一体どのようなものでしょうか? 経済産業省は「職場や地域社会の中で多様な人々と共に仕事を行っていく上で必要な基礎的な能力」と定義し、「前に踏み出す力(アクション)」「考え抜く力(シンキング)」「チームで働く力(チームワーク)」という 3つの能力に整理し、さらに具体的に12の要素に細分化しています(2006年)。

経済産業省Webサイト 「社会人基礎力」

職場や地域社会で一緒に働くならどんな人が良いか、考えてみてください。新しい価値を創造するために、指示を待つのではなく自ら行動できる人、マニュアルのみに頼らず自分で考え工夫できる人、独り善がりではなく周囲と協働できる人、このような人たちと働いてみたいと思いませんか?

IT化や多様化、グローバル化など社会は目まぐるしく変化し続けています。私たちは、その流れの中で、自分で人生のかじを取る必要があります。不確実な未来を自分の力で切り開いていかなければなりません。そのための力、つまり「人間力」が「社会人基礎力」だとも言えます。

早稲田大学の「成長の場所」と「人間力」

早稲田大学には、そんな「人間力」を磨くための「成長の場所」が数多くあります。「学び」「世界」「社会」「仲間」をキーワードに、「やりたいこと」を見つけて、そしてやってみましょう。体験してみることほど、力になることはありません。頭で分かっていたつもりでも、実は分かっていなかった、そんな気づきがきっとあります。そして、思い切って、失敗もしてみましょう。創立者大隈重信は、「諸君は必ず失敗する。ずいぶん失敗する。成功があるかも知れませぬけれども、成功より失敗が多い。失敗に落胆しなさるな。失敗に打ち勝たなければならぬ。たびたび失敗すると、そこで大切な経験を得る。この経験によって、もって成功を期さなければならぬのである」と話しています。失敗をも含んだ体験からの学びを振り返り、社会との関わり方や将来やりたいこと、自分の価値観などを考えてみましょう。「理論」と「実践」とが結びついたとき、大きな自信が得られることでしょう。

「人間力」を身に着ける(「みらい設計ガイドブック2016」より抜粋)

今からでは遅すぎるということもありません。その気になったとき、意志を持ったとき、「今、ここ」から全てが始まります。今年の夏に向けて、興味・関心を持っていること、何か新しいことにチャレンジしてみませんか? 持てる力を出し切り、わくわく、どきどき、ひやひや、はらはら、もんもんとした体験の向こう側には、より自分らしくなった自分、将来なりたい自分がいるかもしれません。「社会人基礎力」は人と関わる環境の中でなら、いつでも、どこでも磨くことができるのです。

私は「社会人基礎力」をこうして磨きました

「善は急げ」~興味があったら即行動~

就活中に新日鐵住金の君津製鉄所を見学

辰田 佳奈美(たつだ・かなみ)
教育学部 2016年3月卒業
就職先:新日鐵住金株式会社

学生のうちから「社会人基礎力」を磨くとは、どういったことでしょうか。就職活動での話のネタにするために、ボランティアやアルバイトをすることではもちろんありません。

私は正直なところ、学生時代に「社会人基礎力」は意識していませんでした。ただ、私の座右の銘「善は急げ」を実践していたことが、やがて「社会人基礎力」につながったと感じています。ここで言う「善は急げ」とは、少しでも興味の湧いたことは即行動に移してみることです。私の学生時代は、サークル・アルバイト・レクリエ-ション大会の自主開催・キャリアセンター学生アドバイザーなど、さまざまな経験にあふれていました。1年次に所属した 3つのサークルは長く続かず、うまくいかなかったこともありますが、自分の好奇心を大切にして、まず行動してみることで、社会人基礎力である「前に踏み出す力」が身に付きました。何度でも挑戦できるのが大学生の強みです。学生時代の挑戦・成功・失敗全てがやがてあなたの「社会人基礎力」になるでしょう。善は急げ!

スポーツ祭を自主開催しました

スポーツ祭を自主開催しました

大学外のコミュニティーに踏み込む

今年3月の卒業式で大隈重信像とともに

木村 優希(きむら・ゆうき)
社会科学部 2016年3月卒業
就職先:日本放送協会(ディレクター職)

私は学生時代に大学外の人とも交流しておいてよかったと思います。大学は多種多様な人がいる大きな世界のように感じます。しかし実は、同世代の同じ私立大学に通う学生で構成された世間でしかないのかもしれません。サークルにおいても社会人基礎力はある程度は鍛えられると思いますが、先ほど述べた世間からは離れていないように思います。社会は、自分をよく知る人に囲まれた居心地のいい場所ばかりとは限りません。在学中参加していた学習支援NPOでは、社会人ボランティアの考え方に敬服し、小中高生の気まぐれや気難しさに振り回され、大人な考え方にはハッとさせられました。また旅行をしたときは地元の人に話し掛けてみたり、銭湯で年配の方に人生相談をしたりしたものでした。

「知らない人には話し掛けてはいけない」と子どものときから教えられてきましたが、社会に出れば、まずは知らない人ばかりです。未知のコミュニティーにも踏み込める人をコミュニケーション能力の高い人だと私は思います。そのためにはさまざまな人と交流し、社会に出る前の柔軟体操をしておくことをお勧めします。

大学の外へも、積極的に踏み込むことが肝心

 

 

 

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