Waseda Weekly早稲田ウィークリー

キャリアコンパス

~中国から早稲田へ~日本は第二のふるさと。国際人になるための重要な通過点

中国から早稲田へ

P4_李さん顔写真政治経済学部 3年
李 潤陸(リー・ジュンリク)

私が日本への留学を決心した理由は四つあります。一つ目は、中国と日本の歴史です。中国は千年あまりに渡って日本の師でしたが、近代になって弟子は師を追い抜きました。その驚異的なエネルギーの源を探ってみたいと考えました。二つ目は文化です。中国の侠きょう客かくと日本の武士に共通点を発見して興味を抱くとともに、若者のファッション文化にも惹かれました。三つ目は地政学と政治です。今後も中国が成長を継続するためには、日本との付き合いは避けて通れません。四つ目は乙武洋匡(ひろただ)さんの著書『五体不満足』(1998年、講談社)です。先天性左腕切断症の私は、子どものころにこの本を読み、大きな勇気をもらいました。そして乙武さんの言う「自由な雰囲気の早大キャンパス」で学びたいと思い、早稲田大学への留学を決めました。

早稲田大学では経済を専攻し、有志と研究目的の「金融社」を発足させ、私は副社長を務めています。また、バスケットボールとサッカーのサークルにも参加し、剣道の稽古も始めました。障がいがあるからといって「特別配慮」はなく、皆対等に接してくれます。これらの活動を通して日本人の良い面をたくさん発見しました。また、日本のバリアフリー対応と身障者福祉の素晴らしさにも感心しました。

私にとって日本は第二のふるさとです。中国・北京で生まれ、幼少時代にアメリカの教育を受け、さらに日本で磨かれた私にとって、将来どこで何をするにせよ、日本は国際人になるための重要な通過点だと考えています。

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