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早稲田スポーツの さらなる飛躍を目指して

特集:大学×スポーツ、広がる地平。

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Mon 02 Nov 26

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Mon 02 Nov 26

早稲田大学 競技スポーツセンターは、体育各部の活動支援と本学のスポーツ振興を目指し、さまざまな施策に取り組んでいます。石井昌幸所長が、大学におけるスポーツの存在意義を説明します。

※所属・肩書は2026年8月取材時のものです。

競技スポーツセンター所長 石井昌幸(スポーツ科学学術院教授)

撮影:戸山キャンパス37号館 早稲田スポーツミュージアム

撮影:戸山キャンパス37号館 早稲田スポーツミュージアム

文武両道を実践する早稲田大学の体育各部

早稲田大学の創設者・大隈重信は、「知育・徳育・体育の三者は相並行して進まざるべからずは、今更の問題にあらず」と語り、学生のスポーツ活動を奨励していました。以来、アスリートや専門家の輩出と、競技力の科学的な分析を両輪として、スポーツと発展を共にしてきた本学は、今日も教育・研究・社会貢献の各方面で、スポーツと密接に関わっています。

早稲田スポーツの一翼を担う伝統ある組織が、体育各部です。44の競技にわたる各部では、約2,800名の学生が活動に励んでおり、大隈が説いた文武両道の精神を実践しています。競技スポーツセンターでは、体育各部の活動を支援すべく、さまざまな事業に取り組んでいます。

社会貢献や国際交流にスポーツの潜在力を応用する

まず、競技力の強化に向けては、チームを導く指導者の育成が欠かせません。監督とコーチを対象に、年に2回開催する『コーチサミット』では、外部講師を招き、チーム力強化、メンタル管理、けが予防や暑熱対策など、部活動を支えるために必要なテーマに基づく研修を実施。指導者としての知見の向上に努めています。

近年は各部の財務支援にも力を入れており、グッズ販売やクラウドファンディングを実施するなど、早稲田スポーツのファンコミュニティーの力を生かした運営資金獲得も推進しています。

部員に対する教育では、「早稲田アスリートプログラム(WAP)」を実施しています。大きな柱の一つは「人格陶冶のための教育プログラム」です。本学の体育各部部員には、優れた競技成績を収めるだけでなく、文武両道を実践し、社会のさまざまな分野でリーダーとして活躍できる人材へと成長することが求められます。その基礎を身につけられるよう、教材やイベントを通じ、スキルや教養の習得、キャリア形成の支援を行っています。

また、各部に対しては社会貢献活動を奨励しており、地域貢献や子どもたちへのスポーツ普及、障がい者スポーツの支援、被災地復興支援など、部の個性を生かした活動が育まれています。さらに、韓国・高麗大学との定期戦をはじめ、海外機関との交流も促進。国際的視野の獲得も強化しています。

一般学生にも波及するスポーツの教育的価値

部員の教育は、 2007年に定めた「早稲田アスリート宣言」 に基づいています。「人格の陶冶」「競技を支え応援してくださる方々への感謝」「社会との連携」 などを明記した同宣言の理念は、活動の中での振り返りを通じ、部員たちが共有しています。

体育各部が模範的組織であることは、体育各部以外の学生の人格形成にも良き影響を与えるでしょう。一般学生がアスリートの勇姿と出会い、交流が活発化するよう、競技スポーツセンターでは、早慶戦応援ツアーを企画運営する学生プロジェクト「VIVASEDA」 の活動支援や、公認サークル「早稲田スポーツ新聞会」と連携した情報発信強化にも取り組んでいます。

早慶戦を観戦した学生より、「初めて早稲田の一員になった気がした」とコメントを受けたことは印象的でした。早稲田大学は多様性を重視する大学です。しかし、集う学生が多様だからこそ、共通のシンボルも大切になります。本学のシンボルの一つとして、不断の自己研鑽や他者との協調の先にあるスポーツは、ふさわしい存在であり続けるはずです。私たちは今後も、大学スポーツの振興を進めてまいります。

>>早稲田大学 競技スポーツセンター