9月24日(木)、各寮の寮生をサポートするRA(レジデント・アシスタント)に対する『RA研修』が行われました。RA研修は、半年に一度、今後のRA活動のヒントを得ることを目的として開催されているものですが、例年であれば、早稲田大学直営寮および提携寮のRA約70名が交流促進のために一同に集合し、大教室にて開催されていました。しかし今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、初めてオンライン開催となりました。
オンライン開催でも、一部コンテンツは対面での実施と同等の構成で行い、後半部はオンラインAED※ 講習 を遠隔会議アプリ中継の形をとって実施しました。パソコンやスマートフォンの遠隔会議アプリは新型コロナウイルス感染防止対策によるオンライン授業実施により学生の間でも浸透してきていますが、パソコンの前に講演者の顔を映すだけでなく、何かの実演を中継するということは、これまでもあまりない試みでした。
講師による説明だけでなくビデオ中継による実演を交えることは、今回のAED講習の学習効果を高めるには必要不可欠であることから、中野消防署の方々のご協力を得て、実演を伴った「オンラインAED講習」を実施することができました。

中野消防署の方による実演の様子。ビデオカメラで撮影した映像をPC経由で遠隔会議システムへ配信しました
学生寮内で発生した寮生の健康に関する緊急案件は、基本的には各寮の管理人(寮長、寮母)が対応することになりますが、状況によっては、管理人が対応するまでに時間がかかる場合や、寮ではない場所での緊急時など、RAが対応しなければならない場面もあるかもしれません。今回のAED講習は一般常識としても活用でき、RA全員の健康と緊急時対応に関する意識も高まった研修となりました。
※AED(Automated External Defibrillator、自動体外式除細動器): 突然の心停止状態の心臓に電気ショックを行って心臓を正常なリズムに戻すための装置のこと
参加RAの声
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