早稲田大学は学生支援の一環として複数の国際学生寮を展開し、学部研究科・国籍・地域を問わず様々なバックグラウンドと価値観を有する学生を受け入れています。学生寮は、学生にとっての生活拠点・就学拠点であるとともに、国際学生寮における共同生活それ自体が「学びと成長の舞台」です。多様な価値観や目標をもった学生が集い、互いに刺激を与え合い、尊重し合う共同生活経験は、学生が将来グローバル社会、すなわち多様性と調和をともに求められる社会で活躍する上で、価値ある基礎体験となるでしょう。
RAは、寮生の交流と学びを生み出す原動力としての寮生コミュニティの継承・発展を担うべく、寮生たちのリーダーとなるボランティア活動です。RAには、俯瞰的な視点から寮全体のために貢献しようとする意味での「リーダーシップ」と同時に、多様な価値観を有する寮生ひとりひとりに寄り添い支援する意味での「リーダーシップ」も求められます。
同時にRA(レジデント・アシスタント)とは、このような「学びと成長の舞台」としての学生寮を実質化するための要となる学生参画制度・人材です。不確実で予測不能なグローバル社会で活躍するためには、簡単には解決できない課題や葛藤に対して主体的に取り組み、他者と協働して乗り越えていく力が必要と言われます。国際学生寮という多様な学生が切磋琢磨する場でリーダーとなる経験は、RAが将来リーダーとして活躍するための貴重な学びの機会となるでしょう。
RAとしての主なボランティア活動は後述のとおりですが、定型的活動に限らず、学生寮と自らの成長のため、主体的に目標・課題を設定し、解決・改善していく意思が重要です。
なお、RAには、RA活動を寮内で展開・推進するために、大学が居室を提供します。
RA活動の参考として、RA制度紹介リーフレットもご覧ください。
寮名 | 定員 |
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国際学生寮WISH | 最大37名。RAは各フロア原則4名ずつ配置されています。 |
東伏見学生寮 | 男子2名 |
交換留学生寮 | 早大寮2名、奉仕園4名、西早稲田寮4名 |
WID(早稲田大学国際学生寮) | WID早稲田:男子4名、女子6名の計10名 その他WID各寮:原則1-2名(男女寮は男子1名、女子1名の計2名) |
寮名 | 資格 |
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国際学生寮WISH | 応募時点で学部生または院生であり、かつ修業年限以内で卒業できる者。 ただし、留学していたため修業年限が延びた場合は、個別に判断します。 |
東伏見学生寮 | 応募時点で学部生または院生であり、かつ修業年限以内で卒業できる者。 ただし、留学していたため修業年限が延びた場合は、個別に判断します。 |
交換留学生寮 | 応募時点で学部生または院生であり、かつ修業年限以内で卒業できる者。 ただし、留学していたため修業年限が延びた場合は、個別に判断します。 |
WID(早稲田大学国際学生寮) | 応募時点で学部生または院生であり、かつ修業年限以内で卒業できる者。 ただし、留学していたため修業年限が延びた場合は、個別に判断します。 |
RAには以下の資質が求められます。しかしながら、当初から全てを兼ね備えている必要はありません。RA活動を通じて人間的に成長する可能性のある方が最もふさわしいともいえます。ただし、語学力は活動開始時よりすぐに必要となりますので、RA活動を申請する段階で、ある程度の実力が求められます。RAの活動はレジデンスセンターが全面的にバックアップし、活躍を応援しています。関心のある方はぜひ挑戦してみてください。
貢献志向 | RAは、寮生集団、そして早稲田の学生のロールモデルとなることを目指してほしいです。早稲田の学生の理想像は、「広い教養と深い専門性を身につけ、世界に貢献する高い志を持って世にはばたく用意と覚悟ができている。」人物です(Waseda Vision 150) 。寮生や仲間のRAをはじめ、様々な学生寮をめぐる様々なステークホルダーに貢献するという志が何より重要です。 |
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責任感 | RAは、レジデンスセンターや管理人(寮長・寮母)と協力し、安心で安全な寮運営をサポートしなくてはなりません。そのため、強い責任感を持って与えられた役割を着実に遂行できる方が望まれます。 |
語学力 | 学生寮には多くの留学生が共に生活しています。そのため、日常会話程度以上の英語(または中国語、韓国語)力があり、日本語・英語の両言語において高いコミュニケーション能力があることが望まれます。 ※レジデンスセンター職員とのコミュニケーションは、文書・メールを含めすべて日本語となります。 |
リーダーシップ | 物事を大局的に把握し、イベント等で大勢の寮生を取りまとめることを苦に思わない方が望まれます。 |
実行力 | 好奇心が旺盛で、皆が参加しそうなイベントを意欲的に企画・立案し、協力体制を築いて実行できる方が望まれます。 |
人見知りをしない | 誰とでも分け隔てなく、気軽にコミュニケーションがとれる方が望まれます。 |
人に流されない | 寮生へ日常の注意や生活指導をしなくてはならない場合があります。そのため、寮生と一定の距離感を保ち、けじめある付き合いができる方が望まれます。 |
自己啓発を行える | 大学における勉学および自主活動に積極的に取り組みながら、それらとRA活動を両立させ、RA活動を通じて国際的な視野を広げると共に、自分の体験を寮生に伝えることで、人間的に大きく成長する意欲と情熱を有する方であることが望まれます。 |
時間の確保を約束できる方 | 寮内において積極的に活動しRAの役割を遂行するため、RA活動の時間が確保ができない方、時間にルーズな方はRA活動の遂行が難しいでしょう。 |
書類審査ならびに面接により選考されます。
現在活動中のRAが卒寮する半年~3ヶ月前から募集を開始します。また、年度途中で欠員が生じる場合は、その都度募集します。
募集詳細は、レジデンスセンターWebサイトで周知します。
早稲田大学レジデンスセンターは、早稲田大学の学生寮に関する運営政策の企画立案ならびに学生サービスのための機関です。