『危険ドラッグ撲滅都民大会』は、危険ドラッグについて知識を深めるだけでなく、日本政府がいかに国民に対して政策を行っているかを垣間見ることができたイベントでした。
イベントは薬物の危険性について学ぶことから始まりました。退屈な講演会ではなく、日本のアイドルが登場したり、コンサートや芸能人などによるトークショーが行われるなど、にぎやかなものでした。全て、危険ドラッグと戦う、というような内容になっていて、大学生もドラッグについて楽しみつつ、学ぶことができるものでした。
私の出身国で行われている、似たようなイベントと比べると、このイベントは教育という観点から見てもとても効果的で面白く、全ての年代の人々にとっても学びやすいイベントだったと思います。このようなやり方であれば、多くの人が薬物というものについて、内容をより理解し、楽しみながらも学ぶことができるのではないでしょうか。
その後、警視庁が過去数年間に摘発した事件や実績などについての発表がありました。例えば、統計的に、30代の人々が他の年齢層よりもはるかに薬物に手を出してしまう確率が高いということは、私たちが10代や20代の方が、心理学的にも未熟なため、ドラッグに手を出してしまうのではないかという思い込みとは異なるものでした。 30代の犠牲者が最も多い理由としては、20代よりも経済的に豊かであることと、そして仕事のストレスによるものが多いようです。イベントはすべて有名人や女性アイドルグループとのトークショー形式で行われ、最後は「危険ドラッグ撲滅大使」である歌手が登場し、そのパフォーマンスでイベントは幕を閉じました。
このイベントを通し、日本政府がどのようにして国民にドラッグの危険性を訴えているか、そして近年警察が何を行ってきたかを知ることができました。そして、参加したことで、イベントの開催の仕方や、薬物の危険性についての思い込みや認識を変えることができました。
SILS 2nd year J.B.