Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

その他

チームワーク (菊池 龍子)

pic140414-1社会科学部4年
菊池 龍子
ICC学生スタッフリーダー在職期間
2012年12月~2014年2月

ICCとの出会い

私が初めてICCを知ったのは大学2年の冬、ノーボーダー・スキー&スノーボード・キャンプに参加者として参加した時でした。申し込み当初は料金の安さと何となく面白そうという軽い動機でしたが、実際に参加してみたらたったの三日間がされど三日間!ユーモア溢れるノーボーダールールの元、とても濃密で貴重な時間を過ごせたことがまだ強く印象に残っています。

その後3年の後期から留学に行く予定だったのですが、家計が急変したことにより、留学を断念せざるを得なくなりました。大学生活の中で留学経験に重きを置いていたため、それがぽっかりとなくなってしまい、しばらくの間途方に暮れていました。そんなある日7号館1階を歩いていた際、SSL募集のポスターを発見!迷うことなく応募しました。留学の代わりのつもりではないと言ったら嘘になりますが、それよりも日本で、そしてこの早稲田でしかできない貴重な経験だと思い応募を決めました。

チームワーク

pic140414-2SSLになり、最初の頃はコピー一つ刷るのさえ一苦労でした。そのような基本的なオフィスワークを行いながら、毎日のように開催される様々なイベントの準備・運営にあたります。SSLは授業の合間等を使ってシフト制で仕事をしているため、イベント毎に担当する人が毎度替わります。このような経験の中で私が感じたのはチームワークや連携、情報共有の大切さです。まず、イベント毎に事前に必ず打ち合わせを行います。大規模なイベントで全員が一堂に会することが難しい時も必ず個別に重要なことを確認します。司会を担当する際も予め必ず読み合わせを行います。当初はなぜこんな読み合わせなんてするんだろう?と疑問に思ったこともありました。ですが、この読み合わせがないと実際のイベントが想像できず、またそのように進行のプロセスを一つひとつ想像することにより、足りない部分や見落としていた点を見出すことができます。このようにして情報のシェアを確実に行い、イベントに臨みます。

一つ実例として印象に残っているものを挙げれば、私は2013年後期、株式会社サンリオ常務取締役の鳩山玲人氏のトーク・セッション「世界が愛するハローキティ~その魅力と世界進出の戦略~」を企画しました。小さい頃からキティちゃんが大好きだったこと、そしてグローバルに活躍しているキティちゃんの背景に興味があり、先方に講演会の企画書を送付しました。有難いことに御快諾頂き、実施が決まりました。実施が決まれば次は広報の準備です。広報文を作り、ポスターを作り、ポスターを貼りに行き…やることはたくさんあります。でも決してこれは私が1人でやっているわけではないのです。広報文やポスターは作成したら必ず職員の方がチェックして下さり、ポスターの掲示はその時々にオフィスにいるSSLへ職員の方から掲示の指示を頂きます。広報が一段落したら、会場設営に必要な物や司会メモの作成を行います。これも常に職員の方がチェックして下さり、また副担当のSSLには㏄メールを送付し、常にキャッチアップできる体制を取っていました。決して1人でイベントを準備・運営しているのではなく、このようにICCがチームとなって動いていることを実感しました。

SSLとサポーター&参加者

pic140414-3私がSSLになってまだ数か月の間もない頃、ノーボーダー・スキー&スノーボードキャンプのファシリテーションのチャンスを頂きました。以前参加者として参加したイベントにスタッフとして参加するのはわくわくどきどきでした。そしていよいよ準備が始まったのですが、ファシリテーションのリハーサルが想像よりかなり多く、そしてきつかったのを覚えています。スタッフとして先導する立場でありながら、あくまで自分も学生の身分であり、参加者に上からものを言うのではなく柔らかい言い方をする。これが私にとってとても苦労したところでした。覚えていた進行の文言もいざ職員の前でやってみると、緊張して堅苦しくなってしまい思うようにいかず、とても辛かったです。何度も何度も練習に練習を重ね、アクティビティの落としどころを咀嚼しました。

しかし練習の成果が功を奏し、また他のスタッフにも助けてもらいながら、本番の三日間は参加者に満足のいくものになったと思っています。SSLという立場を認識できた貴重なイベントでした。

ICCに参加する方法として、参加者ではなくサポーターという制度があります。サポーターとは、ある一定のイベントに事前準備の段階からボランティアとして参加してもらい、一緒にイベントを実施する人のことを言います。毎学期に新しく早稲田に来た留学生の歓迎イベントとして、「ジャパニーズ・カルチャー・ウィーク」を開催します。それに先立ち、2013年秋に、サポーターが初めて一度に会するサポーターズ・ミーティングの司会をするチャンスを頂きました。サポーター経験者・未経験者、ICCを利用すること自体初めて、等といった様々な学生がサポーターに応募してくれます。ここでもあくまで自分が同じ学生であること、そして並びにスタッフとしてしっかり弁えるべきところは揺るがないようにすること、色々なことを念頭に臨みました。最初は緊張していたサポーター達も徐々にほぐれていき、ミーティングは無事に終わりました。ここでも改めてSSLが担う特別な役割を実感しました。

最後に

SSLになって得たものは、ずばり人との出会いです。参加者やサポーターを始め、ICCの職員の皆様、学年も学部もバラバラで個性溢れるSSL達、さらに企業の方々等、人と出会う場に恵まれました。人との出会いは宝だと思っています。この出会いは今後も大切にしていきたいと思っています。

様々な経験をさせて頂けたこのICCに心から感謝を申し上げますと共に、今後の更なる飛躍を心より願っております。

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