Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

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日本の魅力ってなんだろう?~電通×ICCオンラインアイデアバトルに参加して~

pic121229国際教養学部3年
毛利安菜

数ヶ月ぶりに開いたWaseda-net Portal。たまたま目に飛び込んできたのが「電通」「ICC」「アイデアバトル」という3つの言葉だった。オンラインなので家で気軽にできるという点と、アメリカ留学で得た経験を、世界に向けて日本を売り出す“ジャパンプロモーション”に少しでも生かしたいと思い、応募することにした。

そもそも、私が参加したジャパンプロモーション・オンライン・アイデアバトルとは何だったのか。これは電通とICCのコラボ企画第2弾。専用SNSを使い、オンライン上で「日本の魅力」や「日本と海外の違うところ」について、外国人学生と日本人学生がそれぞれの視点で議論する (アイデアバトルサイト) 。1週間ごとに違うテーマで3週間にわたり行われたが、私が参加したのは、第1セッション「日本人と外国人の文化や習慣などの違い」。外国人学生は「自分の視点で発信」するのに対し、日本人学生は「同意、反論、理由・背景分析」をするという役割分担である。

エントリーしたメンバーとの意見交換を通して私が改めて実感したのは、「日本人の礼儀や真面目さ」など、人柄・気性について。中でも、お店でのサービスのよさに関する指摘が目立っていた。チップを払わなくても良いサービスが受けられる。レストランに入れば、タダでお水とおしぼりが出てくる。これらのサービスが当たり前となっていることに、留学生は驚いたようだった。

pic121229-3私が出したアイデアの一つ、「日本の文房具の質の良さや種類の豊富さ」にも日本人の気配りのよさが現れていると思う。日本のメーカーの文房具は、書き心地など使い手の気持ちを考えた商品が多くある。色の種類も豊富で、消費者に幅広い選択肢があたえられている。

このように、日本のよい風習や日本人のよい性格や習慣が多く挙げられていたが、その一方でもう一つ印象に残った点は、日本人の消極性に関する指摘だ。「日本人は自己主張が少ない」「日本人は本音を出さない」という声が多かった。日本の中だけならこのままでもいいのかもしれないが、意見を発信することが当たり前のグローバル社会では、この先日本が競争に勝ち残るのは難しいだろうと予想する声もあった。

よい点は今後も生かしつつ、改善できるところは改善する。今後の日本、そしてグローバル社会を担う日本の大学生としては、「あの人 積極的じゃないから一緒に仕事をしたくない」などと海外の人に言われないためにも、今からさまざまな経験を積んでおきたい。身近なところでは、ICCのイベントもチャンスの一つだと思う。気軽な交流イベントを通じて、積極的に意見を発信することの楽しさや大変さ、異なる価値観に触れるチャンスなど、得られるものは多そうだ。

pic121229-2今回のオンライン・プロジェクトでは、自室のベッドの上にいながら、日本について客観的に考え、さまざまな面を見直すことができた。貴重で楽しい時間を過ごせた上に、「アイデアバトル」では運よく1位を獲得することができた。おかげで、電通社員の皆様との昼食会に招待され、第一線で活躍される電通マンの方々から貴重なお話を伺え、さらに優勝賞品までいただいた。私は予定が合わなくて参加できなかったが、ディスカッションの期間中に実施されたオフミーティングでメンバーと顔を合わせ、新しい友達を作った参加者もいたようだ。

ICCに限らず、早稲田にはオンオフ問わずさまざまなチャンスが用意されている。「たまたまポータルを開いたら目に飛び込んできた」というような偶然の出会いを逃さず、「あ!」と思ったらとりあえずクリック。「おもしろそう!」と思ったら迷わずその先の「申請画面」に進んでいくことをお勧めする。

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