Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

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今井 浩恵氏が語る 循環型社会への挑戦と未来 ICCトークセッション企画者レポート

ICC学生スタッフリーダー(SSL)Mei

はじめに 

こんにちは!学生スタッフのMeiです。 

2024年123日(火)に株式会社シロ様にご協力いただき、循環型社会について考えるICCトークセッションを開催しました! 

この記事では私の企画への想いとイベントを通して率直に感じたことを皆さんに共有していきます!ぜひ最後までご覧ください。 

 企画背景 

私は、イギリスのバーミンガム大学に1年間留学していました。バーミンガム市は環境問題への意識が非常に高く、サステナビリティに関連した取り組みが日常生活に深く根付いていることを肌で感じました。市内の多くの場所に、ホームレスの方々に食料や衣類を寄付できるボックスが設置されているほか、バーミンガム大学では留学生の生活をサポートするため、フライパンや食器などを受け継ぐシェア制度が導入されています。また、大学キャンパス内のカフェでは、リユーザブルカップを持参するとポイントが倍になる仕組みがあり、こうした取り組みが「ゴミを出さない」ことを徹底し、学生たちにエコフレンドリーな習慣を促しています。私自身もこれらの制度を利用する中で、日常の小さな消費行動が環境に与える影響を強く意識するようになり、「一人ひとりの行動が持続可能な未来につながる」という考えを抱くようになりました。この経験を通じて、消費者としての選択が環境問題解決にどれほど重要であるかを実感しました。

帰国後も、日々の選択が環境に与える影響を意識する中で、友人からプレゼントされたSHIROのボディミストとの出会いがありました。そのシンプルで自然な香りに惹かれて愛用を始め、店舗に足を運んだ際に店員の方からSHIRO製品の酒かす米ぬか化粧水について教えていただきました。この出来事をきっかけにさらに調べてみると、SHIROが単なるコスメブランドではなく、自然環境への配慮や社会貢献に力を注いでいる企業であることを知りました。特に、SHIROが行う地域資源の活用や環境に配慮した製品づくりの姿勢は、バーミンガムで学んだゼロウェイストの精神を体現しているように感じました。

この共感から、SHIROのビジネスモデルに焦点を当て、その取り組みについて学ぶ機会を作りたいと考えました。そして、消費者として私たちができることを見直し、限りある資源や素材の価値について考えるきっかけを提供することを目的に、本イベントを立案しました。  

イベント開催まで 

今回のイベントは、ICC(異文化交流センターで学生スタッフとして勤務している私にとって初めての個人企画でした。準備段階では、いろいろと難しいことも多かったですが、株式会社シロの皆様やICCスタッフのサポートのおかげで乗り越えることができました。 

特に印象に残っていることは、今井 浩恵氏株式会社シロ 代表取締役会長兼ファウンダー / ブランドプロデューサーとのミーティングでした。初めてのイベント企画案ということもあり、とても緊張しました… また、広報準備の遅れや並行して担当していた他イベントとの調整が重なり、自身のタスク管理の難しさを痛感しました。 

自分の想いを伝えること、そして周囲の協力を得ながら進めたこの経験は、今後の活動や社会人生活でも役立つ貴重な学びとなりました。 

イベント当日 

緊張しながら迎えたイベント当日でしたが、SHIROのファンや愛用者の方々が多く、皆さんが熱心に今井様のご講演に耳を傾ける姿が印象的でした。漁師の方々と現地で直接話すことでがごめ昆布を使った製品開発につながったエピソードや、工場の外壁の木材を自ら伐採に立ち会うこだわりなど、SHIROのものづくりに対する徹底的な姿勢を学ぶことができました。素材に真摯に向き合い続けるSHIROの姿勢に、参加者の多くが感銘を受けていました。 

講演後には、参加者がSHIROの製品づくりのための素材や、その素材から作られた製品に触れ、感想を共有しました。そして、日常生活における「もったいない」ものについてディスカッションを行いました。例えば、使い終わったカイロ、枯れたお花、フルーツの皮、コーヒーかすなど、日常にある捨てられてしまっている物を活用したアイデアが飛び交い、「これらを使ってリッププランパーやクレイマスクを作れるのでは?」といった創造的な意見が次々と出され、盛り上がりました。 

ディスカッション中は、今井様や株式会社シロのスタッフの方々が素材に関する詳細な説明やアドバイスをくださり、参加者と直接対話する場面も多く見られました。これにより、参加者が主体的に学び考えを深める場となり、企画者としてとても嬉しかったです! 

イベントを終えて 

初めてのイベント企画を通じて、本当に多くの学びを得ることができました。
参加者のアンケートでは、「トピック内容が非常に有意義だった」「新たな視点を得られた」「新しい何かを生み出すのではなく、身の回りのものに目を向ける大切さを学べた」といったコメントを多数いただき、企画者として大きなやりがいを感じました。このような反応をいただけたことが、イベントを実施して本当に良かったと感じる瞬間でした。 

また、イベント後に今井様とお話をする機会をいただき、「イベントを作る側になる貴重な経験」の価値を改めて実感しました。さらに、「考えるよりも、まず行動してみることが大切」というアドバイスをいただきました。この言葉は、現在取り組んでいる就職活動だけでなく、これからの人生を歩む上で大切にしていきたいです。 

最後に、このイベントに協力してくださった株式会社シロの方々、参加してくださった皆様、そして準備や広報に尽力してくださったICCスタッフに、心より感謝申し上げます。 

(photo by ICC)

(photo by ICC)

 

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