社会科学研究科 ジョルデン
今回のアウトリーチプログラムは、私の出身国であるマレーシアに焦点を当て、寺田さん(日本人出身の学生)と協力して小学生に向けて異文化理解の授業を行いました。

パートナーの寺田さん(左)と(筆者提供)
私は、多民族・多言語の環境であるマレーシアで生まれ育ち、多様な文化と言語に触れることができたおかげで、人とのつながりを大切にし、異なる文化を理解することにずっと喜びを感じています。そのため、今回のアウトリーチプログラムに応募しました。
これまで山形県などからの中高生を東京の観光地に案内し、企業訪問などを通じて日本人の中高生と交流してきました。しかし、小学生の前で異文化理解の授業を行うのは今回が初めてで、前日までの不安がいっぱいでした。しかし、当日の本番授業を行う際は、思った以上に全く違ったことを感じました。

インドネシアと韓国の担当と(筆者提供)
マレーシアについて、日本人は「クアラルンプール」「いつも暑いよね〜」といった言葉が馴染み深いかもしれませんが、実際のマレーシア文化はあまり深く知られていません。そこで、小学生に対してマレーシア文化の面白さや魅力を共有するため、授業の計画を立てる中で、寺田さんと一緒に様々なマレーシアに関するアイデアを考えました。この準備期間は私たちにとって非常に有益なものでした。
授業では、マレーシアの文化と学校生活に関するクイズを行いました。「マレーシアはこれがあるの?」「いや、それは絶対合っているよ!」などの自由な意見交換をして、クイズ終了後も小学生たちからさらにマレーシアについて知りたいと声をかけていただき、その反応に本当に嬉しく感じました。そして、小学生たちは活気にあふれ、積極的に参加してくれたため、可愛いスティッカを差し上げたところ、「え!?ありがとうございます!」といった想像以上の反応がありました。

今回のアウトリーチプログラムは最高です!(筆者提供)
今回のプログラムは小学生との交流を通じて勇気をもらうなどの目的で応募しました。そして、このプログラムを通じて年齢に関係なく様々な意見交換ができ、留学生活において非常に貴重な経験を得ることができました。この経験から得たことは、将来どの道に進んでも、国籍・背景・文化・年齢に関わらず、どこでも活かせると確信しています。今後の交流プログラムなどを楽しみにしています!
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