Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

好きこそ英語の上手なれ(前編)純ジャパ×英語学習 “英語学習で私が得たこと” #3

純ジャパ×英語学習の企画は、「純ジャパ」の方で英語学習に力を入れている方にインタビューを行い、その中で経験したことや感じたことをシェアすることが目的です。この企画をきっかけに、少しでも英語学習のモチベーションが上がるきっかけにしてもらえれば嬉しいです。

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今回は国際教養学部の谷口絃さんに、ICC学生スタッフリーダー(SSL)のりくがお話を伺いました。

ゲストプロフィール

谷口  絃(たにぐち  げん)さん
国際教養学部
早稲田祭の運営サークルに所属
2022年8月よりデンマークへ留学予定
高校生の時に英検準1級を取得
大学入学後、いわゆる「純ジャパ」としてIELTS6.5を取得
※IELTSは留学前に出願用に取得
※インタビュー時はイギリスへ語学留学中

左:りく(聞き手) 右:谷口絃さん(images by ICC)

  • 英語学習を頑張ろうと思ったきっかけがあれば教えてください。 

谷口さん:一番最初のきっかけは中学1年生の時カンボジアへ旅行に行ったことです。そこで「あ、海外って面白いな」と漠然とした雰囲気を抱き始めました。あとは祖母がすごく英語学習に熱心な人で、「英語だけはやっておけ」と耳にタコができるくらい言われてきました(笑)それで「英語はやらなきゃいけないんだな」と当時思っていましたね。 

他のきっかけは、スポーツや音楽、旅行が大きいです。旅行して「こんなきれいな景色があるんだな」って見たりとかするのが好きです。 また、特に大きいのが洋楽とサッカーの実況ですイギリスのプレミアリーグを見てて、イギリス英語がすごくかっこいいなって思いました。他にもメジャーリーグとかも見てたので、野球を英語で見てるうちに、「もっと英語ができるようになりたいな」と思うようになりました。野球は英語でYouTubeなどで頑張って見ていました。なので、ささいなことや身の回りのことがきっかけで、英語学習を始めたって感じですね。 

 

  • 将来「こうなりこうなりたいな」など、英語に関する目標は何かありますか? 

谷口さん:英語を外国語ではなく母国語のような感じで使えたらすごくいいな漠然と思ってました。今回のイギリス留学はその目的のために来ています。スピーキングを自分の中で特に意識していたんですが、日本ではあまりそういう機会がないので…。 

 

  • 学習を始めたてのときに感じていたことがあれば教えてください(つらかったことや楽しかったことなど) 

谷口さん:雰囲気で分かっていく感じが最初はあったので、嫌にはならなかったです。やはり英語は単語をやればやるだけ単語量がある程度増えます。なのでちょっとずつ読めるようになってきたなという実感はありました。 一方で、例えば何か問いかけられたときに答えられないとか、単語忘れてしまったりとか、文法が分からないとかはありました。でもその時はもう一回覚えようみたいな感じで結構前向きに自分の中ではできたと思います 

 

  • サッカーの試合などを見て、「こういうこと言ってるんだろうな」と雰囲気つかむことで英語を学んできた感じですか? 

谷口さん:いえ、なんとなく聞くというよりかは単語をピックアップして覚えていく感じでした単語以外にも満遍なく勉強はしてきたんですけど、単語は一番覚えやすいので。 そうして語彙を増やしていくうちにどんどん内容がわかって繋がっていった感じです。 

 

  • 自主性が問われる語学学習はいまいち本気になれない、という方を多く見かけるのですが、谷口さんは大学入学後どうモチベーションを保ち語学学習に取り組んできましたか? 

谷口さん:自分の好きなことや趣味が英語と結びついていたというのが大きいですね。例えば洋楽はあまり聞かないな、スポーツを英語で見ないな、という状態だと多分ただの勉強科目になってしまうと思うんです。だけど、例えば音楽のリリックとか聞いてみたりして「あ、こういう単語あるんだ」とか、「こういう意味だったんだ」のように自分の好きと結びついたときに、モチベーションを保てるのかなと思います。もちろん好きなことと関係することだけでなく、ガリガリ勉強もしていたんですけど(笑) 

あと例えば、今スペイン語を勉強しているんですが、スペインに友達がいて、その人と喋りたいと思ったので取り組んでいます。最初は漠然と二外(第二外国語)としてとりあえず取っていましたが、イギリスでたくさんスペインの友達を作れたのでせっかくスペインに行くならスペイン語を話したいというのがありました。ポルトガル語はなかなかそうもいかなかったんですけど(笑)そうするとスペイン語のモチベーションも結構上がりました。大学で二外として勉強している時は「単位取れない、だるい」という感じだったんですが、今は「好き」と結びついているから、スペイン語含めて語学学習が楽しいです。 

 

  • 現在留学中とのことですが、いつか海外にいきたいなというのはありましたか? 

谷口さん:そうですね、留学がしたくてSILSに入学したので海外にいきたいという思いはありました。以前、オーストラリアとかカナダに行ったとき、短すぎて物足りなかったので大学入学後に1年間留学したいなと考えていました。 

Photo by interviewee

  • 2022年8月からの交換留学に至った経緯を教えてください。 

谷口さん:SILSに入学をして周りとの差に劣等感を感じていた時期に留学の申し込みをしなければならなくて、一回やめたんです。(大学2年生の秋学期から留学に行く場合、1年生の10月ごろに申し込む必要がある)というのも、劣等感をもったまま長期の留学にはいきたくないという思いに加えて、1年間の交換留学で英語を学んできただけという状態にはなりたくなかったからです。あくまでも、交換留学の目的は学問を学びにいくのであって、語学を学びにいくのではないという考えがありました。そこで、交換留学前に英語ができるような状態にしておこうと考え、イギリスに半年間、語学留学をすることに決めました 

 

  • 交換留学先として、デンマークを選んだのは何か理由があったのですか? 

谷口さん:早稲田大学内でイギリスに交換留学しようとすると高い英語力が要求されてしまいます。そうなると、どうしても海外経験のある人や英語が喋れる人が有利になってしまうんですよね。その部分は覆せませんでした。 

そこで、ある程度候補を絞った後、それらの大学について全部調べました。例えば世界の大学ランキングであったり、どれくらいの英語のスコアが必要なのかを3年間分エクセルにまとめました。そしてその中で、純ジャパでも行きやすそうなところとしてオランダやデンマークが候補に挙がってきたという感じです。なので、元々デンマークに行きたかったというよりも条件を絞っていった結果残ったとういう感じです。もちろん、メディアや異文化のような要素も考慮しましたね。

 

  • 語学留学へいく前はどのように周りとの劣等感に向き合い勉強に取り組んでいましたか?

谷口さん:ジャパだからこそ、ここから伸びていくんだという気持ちでした。また、イギリス英語をやっていたというのが大きかったと思います。多くの人がアメリカ英語を使う中で、自分は周りとは違ってイギリス英語の学習を頑張っているんだという部分で自信をもつようにしていました 

あとは、好きなものを見るなどして楽しむことを意識していました。 

Photo by interviewee

***

前編は以上になります! 後編では、純ジャパとして英語学習を進めていく上で感じたことや英語力が上がったことでどんな新しい世界が広がったのかについて聞きます!谷口さんはSILS所属なので、純ジャパでSILS入学を考えている方もお楽しみにしていてください!

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